新千歳空港アニメ映画祭でMV傑作選上映、「進撃の巨人」「ロジャー・ラビット」も

10月5日、北海道・札幌で新千歳空港国際アニメーション映画祭 2015の記者会見が行われ、上映作品の全ラインナップやコンペティション部門の審査員などが発表された。

新千歳空港ターミナルビル内で10月31日から11月3日にかけて開催される同映画祭。メインを飾るインターナショナルコンペティション部門には、アメリカ人映画作家ドン・ハーツフェルトや、「メアリー＆マックス」で知られるアダム・エリオットらの作品が並ぶ。

今年からコンペティション内に新設されるミュージック・アニメーション部門には、シシヤマザキによるYUKIの「好きってなんだろう…涙」、ぬQが監督したチャットモンチーの「こころとあたま」、植草航が手がけたカラスは真っ白の「fake! fake!」など13本が出品。タレントのふかわりょう、モデルの田中美保、ナタリー代表の大山卓也が審査員として参加する。あわせて、ダフト・パンクの「One More Time」、七尾旅人の「TELE○POTION」など選りすぐりのMVを爆音上映用のスピーカーで楽しめる「アニメーション・ミュージックビデオ傑作選」の無料上映も決定した。

また国内招待作品の劇場アニメ版「進撃の巨人」前後編には石川由依、「劇場版 弱虫ペダル」には山下大輝、福島潤ら声優陣がゲストとして登場するほか、展示イベントも行われる予定。大島渚が白土三平の劇画をアニメ化した「忍者武芸帳」、太平洋戦争中に制作された「桃太郎 海の神兵」「くもとちゅうりっぷ」など貴重なフィルムも。

音楽フェス用の音響設備を使用した爆音上映には、すでに発表されていた「イエロー・サブマリン」「スチームボーイ」に、押井守の監督作「イノセンス」、ロバート・ゼメキスが実写とアニメを融合させた「ロジャー・ラビット」も追加となった。

さらに、ギレルモ・デル・トロが製作を手がけたダークファンタジー「ブック・オブ・ライフ～マノロの数奇な冒険～」の無料上映会、山村浩二のトークショーやアニメ制作ワークショップなど多彩なプログラムがそろう。鑑賞チケットはチケットぴあ、ローソンチケットで販売中。上映スケジュールなどの詳細は公式サイトで確認しよう。

新千歳空港国際アニメーション映画祭 2015

2015年10月31日（土）～11月3日（火・祝）北海道 新千歳空港ターミナルビル
＜料金＞
全期間パスポート：前売り券 2500円 / 当日券 3000円
1dayパスポート：前売り券 1500円 / 当日券 2000円
1プログラム券：当日券 1000円 ※前売り販売なし