渡辺大知の初監督作「モーターズ」が11月に劇場公開、主演は渋川清彦

「色即ぜねれいしょん」で主演を務め、黒猫チェルシーのボーカルとしても活躍する渡辺大知の初監督作「モーターズ」が、11月14日から東京・新宿武蔵野館にてレイトショー上映される。

本作は、田舎の整備工場で働きながらうだつの上がらない毎日を過ごす男・田中を主人公とした物語。車の修理にやってきたカップルの彼女に一目惚れした田中と、工場の同僚である村田や新人のタケオといった男たちの不器用で愛らしい人間模様を描く。

主演を務めるのは、「コントロール・オブ・バイオレンス」や「お盆の弟」など出演作の公開が相次ぐ渋川清彦。共演には犬田文治や川瀬陽太、山本浩司、森岡龍ら個性的な顔ぶれがそろう。

渡辺が東京造形大学の卒業制作として手がけた本作は、ぴあフィルムフェスティバル「PFFアワード2014」にて審査員特別賞を受賞し、香港国際映画祭や東京国際映画祭にも招待された。劇場公開決定を受け、渡辺は「この作品は大学の卒業制作として、10代の頃から一緒に映画をつくってきた仲間と制作しました。東京郊外の整備工場で働く中年男のちょっとした恋と成長を描いています。低予算ではありますが、自分の好きな空気をたっぷりと詰め込みました。子供のような大人たちの、ときに情けなく、ときに美しい日常をぜひご覧ください！」とコメントしている。