“大阪バイオレンス“石原貴洋の監督作が東京へ殴り込み、期間限定レイトショー

明日7月11日から31日まで、東京・テアトル新宿にて特集上映「大阪バイオレンス、3番勝負 石原貴洋監督作品」が開催される。

これは、ドイツのハンブルグ映画祭にて“ミスター・バイオレンス”と呼ばれた石原の監督作を集めたもの。4月に石原の地元である大阪で行われた「大阪バイオレンス、4番勝負」の上映作品の中から「大阪外道」「大阪蛇道 -Snake of Violence-」そして「コントロール・オブ・バイオレンス」のレイトショーを週替わりで行う。

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2012でグランプリを受賞した「大阪外道」は、大阪の2大勢力“外道”と“非道”の抗争を通して愛する者を守るための暴力を描く作品。ハンブルグ映画祭の招待作品となった「大阪蛇道 -Snake of Violence-」では、かつての悪ガキ3人組の運命が、関西ヤクザと関東ヤクザの戦いにつながっていくさまが描かれる。そして石原の最新作「コントロール・オブ・バイオレンス」は、大阪の下町で繰り広げられるヤクザとチンピラの争いに餃子工場長まで参戦するという物語。DNAレベルで暴力性を備え持った男たちの戦いを映し出す本作には、前科30犯の男・通称“サブゼロ”役で渋川清彦も出演を果たしている。

さらに期間中には、上映の前後に全9回にわたるトークショーを開催。石原本人がすべての回に登壇するほか、「虎影」の監督である西村喜廣や、3作中2作に出演している山中アラタらが参加する。