本日5月16日に「
「駆込み女と駆出し男」は、井上ひさしの時代小説「東慶寺花だより」を原案としたヒューマンコメディ。幕府公認の縁切り寺、東慶寺を舞台に、江戸時代の人々の離縁にまつわる種々の事情をユーモラスに描く。
本作で女たちの再出発を手助けする医者、信次郎を演じた大泉は「皆さん映画の余韻に浸っているところだと思いますが、これからそれを台無しにする私のトークが始まります! どうぞよろしく!」と観客に向けて力強く挨拶。そして東慶寺に駆け込む女、じょご役の戸田が紹介されると、客席から「恵梨香!」と大きな歓声が飛ぶ。すかさず反応した大泉が「ありがとう! 俺のときも言ってくれてよかったんだぜ!」と戸田に代わって感謝の意を表し、会場中の笑いを誘った。
登壇者が順番に挨拶を済ませると、本作で柏屋源兵衛役を務めた樹木希林から、初日を祝うビデオメッセージが。大泉は「淀川長治さんを思わせる素晴らしいコメントですね! 樹木さん、映画の解説者になるといいんじゃないですか?」と独特の観点から樹木を褒めたたえた。
続いてトークセッションへ移行し、司会者から「作品の中で印象的な場面は?」と質問が飛ぶ。首を吊られるシーンを挙げた大泉は、撮影時の苦しみをコミカルな挙動と共に語る。さらに「世の中の監督に伝えたいことがあります。『カット!』って早く言ってくれ!」と、冗談とも切実とも取れる表情で訴えた。
最後に初日を祝した鏡開きの酒樽が用意されると、満島がうっかり手を滑らせて先に蓋を割ってしまうハプニングが。とっさに武田がモデル時代の経験を生かしたスタイリッシュなポーズを決めて観客の気を逸らし、大泉が「なんか酒臭い気がするんですけど!」とおどけて見せることで失敗をフォロー。見事なチームワークを披露した。そして大泉の「『駆込み女と駆出し男』大入り成就!」という合図で勢いよく鏡が開かれ、大盛況のうちに舞台挨拶は終了した。
関連記事
大泉洋の映画作品
リンク
- 「駆込み女と駆出し男」公式サイト
- 「駆込み女と駆出し男」予告編
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
りつこ。🍁♨️💃 @ritsukotatsucat
大泉洋が世の映画監督たちに物申す、「駆込み女と駆出し男」初日舞台挨拶 - 映画ナタリー http://t.co/8LncQltPJ1