舞台版「のど自慢」、売れない演歌歌手役の森昌子「がっつり、勝負します!」

1

140

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 62 65
  • 13 シェア

6月から8月にかけて東京、兵庫、愛知で上演される「音楽喜劇『のど自慢』~上を向いて歩こう~」の製作記者発表が、昨日5月19日に東京都内で行われた。

「音楽喜劇『のど自慢』~上を向いて歩こう~」製作記者発表。後列左から井筒和幸、小川菜摘、前田吟、生島ヒロシ。前列左から上原多香子、森昌子、湖月わたる。

「音楽喜劇『のど自慢』~上を向いて歩こう~」製作記者発表。後列左から井筒和幸、小川菜摘、前田吟、生島ヒロシ。前列左から上原多香子、森昌子、湖月わたる。

大きなサイズで見る(全2件)

本作は、井筒和幸監督の映画「のど自慢」を原作とした作品。脚本・演出をモトイキシゲキが手がけ、テレビの人気番組「のど自慢」に出場しようと奮闘する人々の姿が描かれる。記者発表にはキャスト陣と監修・演出を務める井筒が登壇。司会は、本作に司会役として出演する生島ヒロシが務めた。

「音楽喜劇『のど自慢』~上を向いて歩こう~」より森昌子。

「音楽喜劇『のど自慢』~上を向いて歩こう~」より森昌子。[拡大]

売れない演歌歌手・赤城麗子役の森昌子は「本家の『のど自慢』にも数え切れないほど出演しているので、本場の雰囲気ですとか、“本気”や“緊張感”を舞台で出していけたらと思います。真面目にきちっと歌っていきます!がっつり、勝負します!」と意気込みを語る。

赤城のマネージャー・須谷保役で、今回が初の外部舞台への出演となるA.B.C-Z河合郁人は「台本を読みましたが、しゃべる量がとても多いし、普段の自分と似た部分も多そうです。劇中でも歌うかもしれないです。うまいけど、歌手としてはそこまでうまくない。グループでも歌えるけど、そこまで特徴はない、という感じなので似ているかもしれません(笑)。うちの母親もレイコなので、二人三脚するにはとてもいいと思います!」と笑顔で語った。

礼子の妹・しずか役を務める湖月わたるは「先月、森さんの45周年記念コンサートに行き、1曲1曲魂を込めて歌われている歌声に感銘を受けました。その歌声を稽古から本番まで聞けるという貴重な経験はないと思いますので、たくさん勉強させてもらおうと思っています。初めて台本を読んだとき、とても温かい気持ちになりました。誰かのために歌いたくなりました。劇中でも歌いますので、心を込めて歌いたいと思います。劇中で私に心を寄せてくれる男性もいるということで、とてもハッピーです!」と述べた。

須谷の婚約者・立花景子役の上原多香子は「今日はこのようにアイドルチックな衣装ですが、作品の中では、マネージャーのフィアンセ役です。彼が大好きで追いかけていく役なので、『のど自慢』に参加するわけではないのですが、豪華で素晴らしい役者の皆様の歌を聞けるのが楽しみで仕方ありません」と期待を募らせた。

歌に自分の人生を賭ける大学年、小川淳一役のジャニーズJr.・寺西拓人は「この舞台に出演することが決まり、いつも自分の仕事に興味のない祖母も、森昌子さんの舞台ということでとても喜んでいました。観に来てくれると思うので、がんばらなくてはと思っています。先々月に大学を卒業したばかりなので、自分に近い役柄をちゃんと演じられたらと思います。素晴らしいキャストの中で、経験も浅い分、一生懸命演じていきたいと思います」と、フレッシュにコメントする。

淳一の母・晃代役の小川菜摘は「絆がテーマの舞台です。夫婦の絆、姉妹の絆、親子の絆……と、観に来ていただいたお客様にも、そんな温かい部分を持って帰っていただけるんでは、と思います。寺西君が23歳で、うちの息子と同じで、お母さんがいくつか聞いたら、私より若かった(笑)。終わるまでに寺西くんとは本当の親子になれたらと思います」と述べると、生島から「浜ちゃんも来ます?」と聞かれ、小川は「私の舞台には欠かさず観に来てくれるんです。私が舞台に立っている姿を知らないから、新鮮みたいです」と答えた。

礼子としずかの父・赤木徳蔵役の前田吟は「『越冬つばめ』の大ファンで、森昌子さんと共演ができて、毎日『越冬つばめ』が聞けるので、こんなにうれしいことはないです。“花の中三トリオ”と共演を果たすことができ、冥途の土産になります」と笑いを誘う。続けて井筒は「歌は素晴らしい。歌詞は、生命力をもっている。家族はいやがおうでも、絆がある、選べない絆である。どう家族がつながり、どう他人と繋がるかを観てもらいたいです。愛と慈愛に満ちた舞台にしていただければなと思います。当時、番組をそのまま映画にしたことから考えると、今回、演劇についても、みなさん自体で盛り上げてもらいたい。先導者は前田さんでお願いしたいです」とキャストたちに投げかけた。

「のど自慢」司会役の生島は「長い司会人生で、自分自身が司会役を演じるということは初めてで、ドキドキ楽しみにしています。映画ではアナウンサーの金子辰雄さんが演じられていましたが、自分にどういう味わいが出るか、でたとこ勝負です。演歌独特の司会も勉強しながら、生島ヒロシの司会と言いながらも、劇中の司会としては……など、毎日毎日いろいろな司会を演じられたら面白いかなと思っています」と意欲をのぞかせた。

この記事の画像(全2件)

映画「のど自慢」井筒和幸監督作品より「音楽喜劇『のど自慢』~上を向いて歩こう~」

2017年6月29日(木)~7月4日(火)
東京都 東京国際フォーラム ホールC

2017年7月22日(土)~24日(月)
兵庫県 新神戸オリエンタル劇場

2017年8月12日(土)~18日(金)
愛知県 中日劇場

原作:映画「のど自慢」
監修・演出:井筒和幸
脚本・演出:モトイキシゲキ
出演:森昌子河合郁人A.B.C-Z) / 湖月わたる上原多香子、寺西拓人 / 小川菜摘 / 藤井びん、川谷修士2丁拳銃)、小堀裕之(2丁拳銃)、高山和之、優志、内河啓介 黒田こらん、Raychell、井元まほ、大入袋舞、七尾カンナ / モロ師岡(東京、愛知公演のみ)、天宮良 / 前田吟
特別出演:生島ヒロシ、牧野尚之

全文を表示

読者の反応

  • 1

ステージナタリー @stage_natalie

舞台版「のど自慢」、売れない演歌歌手役の森昌子「がっつり、勝負します!」 https://t.co/zYrP960ZnX https://t.co/FqnkuCr3rb

コメントを読む(1件)

関連記事

井筒和幸のほかの記事

リンク

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 井筒和幸 / 森昌子 / A.B.C-Z / 湖月わたる / 上原多香子 / 前田吟 / 小川菜摘 / 川谷修士 / 2丁拳銃 / 高山和之 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします