11月30日に永眠した
葬儀には関係者300人、ファン1000人が出席。葬儀場の駐車場には、樋口が生前愛用したドラムセットや私服、レイジーやLOUDNESS、SLYといった彼が在籍したバンドのアナログ盤やCD、DVDなどが展示されたトレーラーを用意。また、「Crazy Doctor」や「Crazy Night」「In The Mirror」「Theme Of Loudness Part II」「So Lonely」といったLOUDNESSナンバーが流され、樋口との思い出に浸り涙するファンの姿も見られた。
ファンの献花に先駆け行われた葬儀では、高崎晃、影山ヒロノブ、井上俊次が弔辞を述べた。高崎は「LOUDNESSを世界一のロックバンドにするという夢を一緒に果たすことができなかった。樋口さんの遺志を継いで、今後もLOUDNESSやレイジーを続けていきます」と宣言。影山は「32年前、樋口さんが強引に引っ張ってくれなかったら今のレイジーはありません。現在の自分があるのは全部樋口さんが導いてくれたからだと思います」と、改めて感謝の言葉を口にした。
葬儀場にはLOUDNESSと一時代を築いたEARTHSHAKERやANTHEM、BOW WOWのメンバー、そして樋口から多大な影響を受けたというLUNA SEAの
葬儀後の取材には、今回の「LAST MEMORIAL BIRTHDAY」の発起人である高崎、二井原実、山下昌良(以上LOUDNESS)、影山、井上(以上レイジー)が参加。樋口の50回目の誕生日を本葬儀の日に選んだ理由について、高崎は「東京での大お別れ会にはちょうどいいんじゃないかなと思い、決めました」と語り、「本当に突然のことで、ショックがでかい」を悲しみを口にした。
また、樋口との思い出について二井原は「いろんなことを教えてくれた、兄貴的な存在でした」、影山は「レイジー時代はよく殴られたけど、今ではいい思い出。2つ歳の離れたいい兄貴でした」とコメント。山下は「よくゴルフを教わったけど、何をやってもせっかちな人。最後までせっかちでしたね」と、樋口の生きざまについて触れた。
LOUDNESSやレイジーの今後の活動について、高崎は「いいドラマーをしっかり探す。樋口さんは豪快なことが好きだったので、格を大切にしつつ本物のロックを届けていきたい」と発言。樋口が参加した未発表音源についても、「LOUDNESSで数曲あるかな。来年くらいに出せれば」と語り、何らかリリースの可能性があることを伺わせた。
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音楽ナタリー @natalie_mu
LOUDNESS樋口宗孝本葬儀でファン千人が見送り http://natalie.mu/news/show/id/12041