Caravan、盟友たちと事務所5周年を盛大に祝福

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Caravanが所属事務所HARVESTの設立5周年を記念して、10月4日に東京・LIQUIDROOM ebisuにてアニバーサリーライブを開催した。

「HARVEST 5th Anniversary」の様子。(撮影:susie)

「HARVEST 5th Anniversary」の様子。(撮影:susie)

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ライブ中はアットホームな空気が漂い続けた。(撮影:susie)

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Caravan(撮影:susie)

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記念すべき一夜を盛り上げるため、ライブには伊賀航(B)、椎野恭一(Dr)、堀江博久(Key)、倉井夏樹(Harmonica)という盟友たちがバンドメンバーとして参加し、さらにステージのデコレーションをCandle JUNEが担当。アットホームな空気の中でリラックスしたパフォーマンスが繰り広げられた。

開演時刻を迎えSEの「Birds on strings」がスピーカーから流れ出すと同時に場内が暗転。主役を待つ観客の歓声が徐々に大きくなる。そしてCaravanの落ち着いた声が響き、「Silent Screamer」でライブの幕が上がった。2曲目として「everyday」を届けたあと、Caravanは「どうもありがとう。こんなに集まってくれてうれしいです。大変なことも多いけど、たまには明るい気分で遊びませんか?」と笑顔で語り、オーディエンスの心を解き放つ。その言葉に続いて「おおっ!」という声と同時に始まったのは「Strange Garden」。間奏になるとCaravanはフロアに背を向け、バンドメンバーとのセッションを楽しんでいた。

「地震が起きてから、シンプルに人とつながれるようになって、そういうところから生まれた新しいつながりがある」と、キャンドルでステージを彩ったCandle JUNEを紹介したCaravan。幻想的な炎が灯る中で披露された「Seed」では、ゆったりしたサウンドに乗せて優しい歌声がフロアに漂う。ラストでは黄金色のライトと炎がステージを覆い、オーディエンスを温かく包み込んだ。

続いてのパートではバンドメンバーが一旦退場し、Caravanひとりの弾き語りが繰り広げられる。「手放すことも大事だなと思って作った曲を」という説明から切なげな口笛がオープニングを飾る「Saraba」や「On the road again」といった最新アルバム「The Sound on Ground」の2曲を丁寧に届けた。合間のMCでは10月下旬から始まる弾き語りツアーについて触れ、「ボブ・ディランのNEVER ENDING TOURみたいに続けていこうかな」と長期スパンで行っていく意志を明らかにした。その後、倉井を呼び戻し2人だけのセッションに突入。当初は別の曲を演奏する予定だったが、Caravanの「やりたい歌を見つけてしまった。予定を変えます! 外にいるような感じで」という言葉から「Camp」がスタート。キャンドルの温かな光や、倉井の鳴らす指笛などが自然の中にいるような雰囲気を作り出し、フロアはさながら野外フェスの雰囲気に。ゆったりとしたグルーヴに乗せてハンドクラップが響き、最後はCaravanとオーディエンスの大合唱がフロアにこだました。

そして「じゃあまたバンドでやりましょうか?」という言葉から、バンドメンバーを呼び込んでセッションを再開。堀江の吹くピアニカがコミカルに響いた「Trippin' Life」、ドラムセットの後方でミラーボールが回り楽曲の世界を彩った「Soul Music」、青白い照明とキャンドルの灯りが印象的だった「Humming Bird」など、ライブでおなじみの楽曲たちが続く。

本編最後のMCでCaravanは「5年間あっと言う間で、いろんなことがありました。目の前の1本1本をがんばりたいと思います。いっぱいライブをやりますんで。この空間がリアルですから。また来てください」と述べる。そして「初心に帰りたいというのがあって……」という言葉に続いて「Feed Back」を歌い上げた。1stアルバム「RAW LIFE MUSIC」からの楽曲を届けることで、自身の決意を新たにしていた。

祝福ムードたっぷりのアンコールでは丁寧なメンバー紹介が行われる。さらにCaravanは歩みをともにするマネージャーにも感謝を告げ、「5年間ありがとう。これからもよろしく!」とビールを手に乾杯。「Free Byrd」で再びオーディエンスの一体感を誘うハッピーな空気を紡ぎ、観客に「おやすみ」を告げるように「Night Song」を穏やかに歌い上げた。

会場が明るくなり終演のムードが漂うが、観客はダブルアンコールを求め続ける。その声に応えるようにステージに戻ってきたCaravanは、「幸せ者です。ありがとうございます」とはにかみ、初期の「246」を弾き語りで演奏。ラストで何度も繰り返される「Life goes on」、最後の「see you again, my friend」のフレーズがファンと再会の約束をしているようだった。

なおCaravanは10月29日より弾き語りツアー「Lonesome Caravan 1st TOUR」を開催。この最終公演が12月6日に東京・東京キネマ倶楽部で行われるが、チケットが即日完売したことを受けて、翌7日に同会場で追加公演が行われることになった。こちらのチケットは11月10日より各プレイガイドにて一般発売がスタートする。

Caravan「HARVEST 5th Anniversary」
2012年10月4日(木)@東京都 LIQUIDROOM ebisuセットリスト

01. Silent Screamer
02. everyday
03. Strange Garden
04. Imagination
05. The Story
06. Seed
07. Saraba
08. On the road again
09. Camp
10. You make me free
11. FOLKS
12. Trippin' Life
13. Soul Music
14. Humming Bird
15. Feed Back
<アンコール>
16. Think
17. Free Byrd
18. Night Song
19. 246

Lonesome Caravan 1st TOUR 追加公演

2012年12月7日(金)東京都 東京キネマ倶楽部
OPEN 18:30 / START 19:30

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