ムックリクエスト曲ツアー開始、レア曲連発にファン熱狂

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ムックの全国ライブハウスツアー「-MUCC 15th Anniversary year Live(s) -『97-12』」が、9月8、9日のZepp DiverCity TOKYO公演からスタートした。

写真は「-MUCC 15th Anniversary year Live(s) -『97-12』」Zepp DiverCity TOKYO公演の模様。

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逹瑯(Vo)

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ミヤ(G)

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YUKKE(B)

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SATOち(Dr)

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このツアーではファンから寄せられた「1997~2002 -密室-」「2002~2007 -死生-」「2007~2012 -鼓動-」の各年代別、会場別の楽曲リクエスト結果をもとにセットリストを決定。各公演ごとにセットリストが全く異なる、ファンにとってもメンバーにとっても非常にスリリングな内容となっている。

2日目の9日公演は、「1997~2002 -密室-」で2位にランクインした「狂った果実(笑)」からスタート。逹瑯(Vo)、ミヤ(G)、YUKKE(B)の3人はいきなりステージ前方に飛び出していき、超満員のオーディエンスを激しく煽る。レーザー光線が会場内を彩った「フォーリングダウン」に続いては「梟の揺り篭」「狂想曲」と、新旧さまざまなナンバーを連発し、場内の熱気を高めていった。

会場のあまりの盛り上がりっぷりに、逹瑯はMCで「次でラストの曲にしたいぐらい盛り上がっただろ? もう1日分の盛り上がりは見せただろ(笑)」と苦笑しつつ、中盤のパートへ突入。赤いライトがステージを照らす中、SATOち(Dr)が力強いドラムで牽引した「塗り潰すなら臙脂」、複雑に変化するリズムに乗せて独特の世界を展開した「友達(カレ)が死んだ日」、そして過去のライブでほとんど披露されていない「気化熱」と、レアな楽曲が続く。ここで逹瑯は前日の8日に発表されたシングルやアルバムのリリースについて触れ、「12月にまたアルバムツアーがあるから。そこでは全然違う景色を見せてあげるからね」と、早くも次のツアーに向けた気合を見せていた。

終盤では「ファズ」「前へ」「蘭鋳」と、ライブならではの盛り上がり必至のナンバーを立て続けに披露。そんな熱狂から一転し、最後は「リブラ」の深遠なアンサンブルで締めくくった。

アンコールの声に応えて最初にステージに登場した逹瑯は、この後10月31日にリリースするニューシングル「MOTHER」を演奏することを告げ「CMとかスポットとか、何かで使うかもしれないんでカメラ入れて撮影します。まあ何にも使わないかもしれないけどね!(笑)」とオーディエンスに説明する。満員の観客と多数のカメラが見つめる中披露された「MOTHER」は、骨太さと華麗さを兼ね備えたサウンドで壮大な世界を提示するミディアムチューン。3つの時代を踏まえ、バンドが新たな段階へ進んだことをアピールするようなひとときとなった。

ここでメンバー全員がステージ中央に集まり、何事かを相談する。話し終わると逹瑯がフロアに向けて「実はさっき『気化熱』の後の『暁闇』をリーダーが飛ばしちゃって(笑)。演奏してて気持ち良くなりすぎちゃったらしいんだよね」と、本編でミヤが曲順を変えてしまったことを暴露。「ステージで『MOTHER』やってから決めようってさっき言ってたんだよ」と苦笑いするミヤを見ながら「アンコールで『暁闇』ってのも何だけど、せっかくだから空気作ってやろう!」と逹瑯が宣言し、2曲目の「暁闇」が始まった。目まぐるしく表情を変えるサウンドに1本筋を通すように、逹瑯の艶やかな声が響き渡る。彼らの鬼気迫る演奏に、全オーディエンスが息を呑んで聴き入っていた。

ダブルアンコールに入る前には、逹瑯が今回のツアーで行われたアンケート結果について「なぜかYUKKEの曲が多いんだよね、どの会場も」と語る。それを受けたYUKKEが「そう、だから歌ものが増えてね、セットリストが組みづらいんだよ(笑)」と返し、フロアを笑わせていた。そんなやり取りの後披露されたのは「大嫌い」「青き春」、そして「遥か」。歌い終えた逹瑯は「ありがとう」と一言挨拶し、ゆっくりとステージを去って行った。今回のツアー「-MUCC 15th Anniversary year Live(s) -『97-12』」は、9月25日の福岡公演まで6公演を実施。12月にはニューアルバムを携えて新たなツアー「MUCC TOUR 2012 “Shangri-La”」を開催する。

「-MUCC 15th Anniversary year Live(s) -『97-12』」
2012年9月9日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト

01. 狂った果実(笑)
02. フォーリングダウン
03. 梟の揺り篭
04. 狂想曲
05. 絶望
06. ブレア・ラビット
07. 塗り潰すなら臙脂
08. ママ
09. 青い森
10. 友達(カレ)が死んだ日
11. 心色
12. 気化熱
13. 蝉時雨
14. 風と太陽
15. ファズ
16. 前へ
17. 蘭鋳
18. リブラ

<アンコール>
19. MOTHER
20. 暁闇

21. 大嫌い
22. 青き春
23. 遥か

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