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吉井和哉、年末恒例武道館ライブで早くも新曲披露

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吉井和哉が昨年12月28日、東京・日本武道館でワンマンライブ「YOSHII BUDOKAN 2010」を行った。

毎年恒例となった12月28日の武道館ライブ。2010年はイベントへの出演はあったものの、大掛かりな単独ライブはほぼ1年ぶりとあり、会場には多くのファンが駆けつけた。

ライブはいきなり未発表の新曲「アシッドウーマン」からスタート。背中にユニオンジャックの刺繍が入った赤いコートを羽織った吉井は、ストラトキャスターを掲げメロディアスなミディアムナンバーを歌い上げた。その後は「PHOENIX」「WEEKENDER」といったアッパーチューンを連発。客席は早くもクライマックスを迎えたかのような盛り上がりを見せた。

吉井は「今年の汚れは今年のうちに。今年はいろいろあったでしょう。みなさん、今夜はここで浄化させましょう!」というMCに続いて、「ヘヴンリー」「ウォーキングマン」などを立て続けに披露。さらに、「ニューソングです!」という紹介の後に、2月16日リリースのニューシングル「LOVE & PEACE」のカップリング曲「リバティーン」を演奏した。ブギーのリズムを取り入れたヘビーなナンバーは、今後のライブにおいて重要な役割を果たすことになりそうだ。

ライブ中盤では、12月8日に行われた「Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ」でも披露されたTHE BEATLES「Across The Universe」の日本語詞カバーを歌唱。吉井ならではの歌詞があてられたこの曲に、会場からはあたたかい拍手が送られた。そのまま間髪入れずに演奏されたのは、THE YELLOW MONKEY時代の楽曲「Four Seasons」。イントロが鳴り響いた瞬間、会場からは悲鳴にも近い歓声が巻き起こった。

「いい曲だね(笑)」というコメントに続き、吉井は「ニューアルバムのレコーディングをしております。春ぐらいにはリリースできると思います」と話してからさらなる新曲「オジギソウ」を熱唱。この日演奏された新曲の数々から、ニューアルバムの内容が非常に充実したものになることが伺えた。

プログレッシブな大作「ノーパン」を経て、ライブは「ビルマニア」で一旦終了。その後、観客からのアンコールに応えステージに再登場した吉井が「今からやる曲は20代半ばに書いた曲で……」と語り始めると、客席からは大歓声が沸き起こった。そして演奏されたのは、THE YELLOW MONKEYが初期に発表した「シルクスカーフに帽子のマダム」。吉井はこの曲をリリース当時よりも、ディープかつ艶やかに歌い上げた。

続いて、アコースティックギターを持った吉井が「東京ブギウギ」を歌い始める。続いてバンドメンバーがひとり、またひとりとステージ中央に呼ばれこの曲を歌っていくと、そのままTHE YELLOW MONKEY時代同様に「アバンギャルドで行こうよ」を演奏。客席からはさらなる大歓声が巻き起こり、年末らしい大盛り上がりをみせた。

ライブ終盤の定番曲「FINAL COUNTDOWN」でさらなる一体感を得た後に、最後に2月発売のニューシングル「LOVE & PEACE」で年末の武道館ライブを締めくくった。ライブ中に彼は「春にニューアルバムをリリースした後には、約40本のツアーをします。本当に楽しみにしていてください」と明かしており、2011年は精力的な活躍が期待できそうだ。

「YOSHII BUDOKAN 2010」2010年12月28日 日本武道館 セットリスト

01. アシッドウーマン [新曲]
02. PHOENIX
03. WEEKENDER
04. ヘヴンリー
05. ウォーキングマン
06. 人それぞれのマイウェイ
07. BLOWN UP CHILDREN
08. 20 GO
09. Do The Flipping
10. リバティーン [新曲]
11. Across The Universe [THE BEATLES]
12. Four Seasons [THE YELLOW MONKEY]
13. オジギソウ [新曲]
14. TALI
15. BELIEVE
16. ノーパン
17. ビルマニア

-ENCORE-

EN1. シルクスカーフに帽子のマダム [THE YELLOW MONKEY]
EN2. アバンギャルドで行こうよ [THE YELLOW MONKEY]
EN3. FINAL COUNTDOWN
EN4. LOVE & PEACE [新曲]

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