アジカン、ベボベ、sfp、THE BAWDIESがZeppで熱烈競演

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4月18日に東京・Zepp TokyoにてJ-WAVE「TOKYO REAL-EYES」がプロデュースするライブイベント「LIVE SUPERNOVA 50 DX」が開催された。

6月にアルバム「マジックディスク」をリリースするASIAN KUNG-FU GENERATION。アルバムには、この日演奏された「迷子犬と雨のビート」「新世紀のラブソング」も収録される。

6月にアルバム「マジックディスク」をリリースするASIAN KUNG-FU GENERATION。アルバムには、この日演奏された「迷子犬と雨のビート」「新世紀のラブソング」も収録される。

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「TOKYO REAL-EYES」に何度もゲスト出演しているBase Ball Bearの小出祐介(Vo,G)は「藤田琢己のためにこんなにたくさんの人が来てくれて、本当にうれしい限りでございます!」と感激した。

「TOKYO REAL-EYES」に何度もゲスト出演しているBase Ball Bearの小出祐介(Vo,G)は「藤田琢己のためにこんなにたくさんの人が来てくれて、本当にうれしい限りでございます!」と感激した。

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school food punishmentの「light prayer」では、蓮尾理之(Key)が興奮のあまりキーボードの上に立って足で演奏する場面も。

school food punishmentの「light prayer」では、蓮尾理之(Key)が興奮のあまりキーボードの上に立って足で演奏する場面も。

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THE BAWDIESのTAXMAN(G/写真左)は、普段のライブどおり缶ビールを持ってステージに登場。ROY(Vo,B/写真中央)とともにハイテンションなMCで場を沸かせた。

THE BAWDIESのTAXMAN(G/写真左)は、普段のライブどおり缶ビールを持ってステージに登場。ROY(Vo,B/写真中央)とともにハイテンションなMCで場を沸かせた。

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「TOKYO REAL-EYES」のナビゲーターとしてもおなじみの藤田琢己。

「TOKYO REAL-EYES」のナビゲーターとしてもおなじみの藤田琢己。

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この日の公演は、毎月行われているライブイベント「LIVE SUPERNOVA」の50回目を記念した特別編として実施。ASIAN KUNG-FU GENERATIONBase Ball Bear、school food punishment、THE BAWDIESの4組が出演した。

イベントの司会を務める藤田琢己の熱いアナウンスに導かれ、トップバッターとしてステージに上がったのはTHE BAWDIES。SEの「SOUL MEN」にあわせて観客は、ハンドクラップと歓声でメンバーを迎え入れる。4人は「IT’S TOO LATE」「HOT DOG」などゴキゲンなアッパーチューンを連続でプレイし、オーディエンスのハートをガッチリとつかむ。ライブが始まった頃は後方で観ていた観客も、次第に体を揺らしたり、手拍子をあげたりして楽曲を盛り上げる。MCでは4月21日にリリースを控えたニューアルバム「THERE'S NO TURNING BACK」について触れ、TAXMAN(G)は「俺らの仲の良さ、中身が表れたアルバムです」とアピールした。終盤を盛り上げたのは「KEEP ON ROCKIN’」「YOU GOTTA DANCE」というスピード勝負のロックンロールナンバー2曲。4人は貫禄をも感じさせるステージングで観客を圧倒すると、最後は恒例の“わっしょい”で30分のライブを締めた。

次に登場したのは、先日メジャー1stアルバムをリリースしたばかりのschool food punishment。彼らは1曲目の「future nova」から、疾走感あふれる演奏でフロアに心地良いビートを響かせる。ここから続けざまに披露された「you may crawl」「light prayer」では、フラッシュライトとミラーボールの光が場内を華やかに演出し、曲の世界観に彩りを添えた。MCでは、「TOKYO REAL-EYES」のワンコーナー「SPEAKOUT!」でナビゲーターを務めていた内村友美(Vo,G)が「J-WAVEには本当にお世話になって。でも、ここに来てる人たちはみんなJ-WAVEっ子っていうことですよね。壮観ですねぇ」とフロアを見渡したり、比田井修(Dr)が椅子に立ち上がって喜びを表現したりと、Zeppの大きなステージを存分に楽しんでいる様子をみせた。最後は「sea-through communication」で春らしい爽やかな風を吹かせ、笑顔で次のアクトへとステージをつなげた。

3番手を務めたBase Ball Bearは、登場するなりオーディエンスの熱い拍手と歓声で迎えられ、冒頭から「Stairway Generation」「祭りのあと」といったアッパーチューンで会場を盛り上げる。この後「changes」を挟んでMCタイムに入ると、小出祐介(Vo,G)のマシンガントークが炸裂。彼の説明によるメンバー紹介では、「楽屋到着後すぐにNHKの『のど自慢』を観始めた、ギター湯浅将平」「その『のど自慢』で優勝した女の子の彼氏にそっくりだった、ドラム堀之内大介」「普段の服はゴスロリの、ベース関根史織さん」と虚実入り混じった形容詞を挟んで紹介した。そこからは「しっとりした曲を……」と話して「ホワイトワイライト」を演奏し、一旦クールダウンさせた後は、「ドラマチック」「CRAZY FOR YOUの季節」とストイックなロックナンバーを繰り出す。オーディエンスの歓声とジャンプはどんどん激しくなっていき、最後に「LOVE MATHEMATICS」を歌った小出は「ありがとー!! 東京ー!!」と絶叫。完全燃焼のパフォーマンスで会場を一体化させた。

Base Ball Bearのライブの直後には、藤田がTシャツランチャーを使って番組Tシャツをオーディエンスにプレゼントするコーナーがスタート。最初はうまく操縦できず戸惑っていた藤田だが、最終的には2階席まで飛ぶものもあり、ライブとは違った盛り上がりを見せた。

トリを務めたのは、出演バンドの中でもっとも長いキャリアを誇るASIAN KUNG-FU GENERATION。まずは「新世紀のラブソング」でじわじわと会場のテンションを高めていき、「センスレス」で後藤正文(Vo,G)が前にせり出し観客を煽る仕草を見せる。同時にステージの後ろに設置された正方形のLEDスクリーンには、色鮮やかな映像が映し出され楽曲のソリッドな雰囲気を演出した。その後もバンドスタイルで披露された新曲「迷子犬と雨のビート」、タイトなアンサンブルを聴かせた「ブルートレイン」、6月リリース予定の新作アルバムのタイトル曲「マジックディスク」など新旧織りまぜたセットリストを展開。本編ラストを飾った「ソラニン」まで、会場はワンマンライブさながらの熱狂に包まれた。

アンコールでは、後藤がバンドを始めるきっかけとなったエピソードを披露。OASISの「Live Forever」を聴いたことで人生が変わったと語り、会場はあたたかな空気で包まれた。イベントの最後を締めくくったのは「君という花」。伊地知潔(Dr)が叩く軽快なリズムにあわせて、観客は笑顔を浮かべながらフロアを揺らす。そしてアジカンのステージ後には、藤田がこれまで「LIVE SUPERNOVA」に出演した全アーティストの名前を読み上げ、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。

なお、イベントの模様は4月23日(金)放送の「TOKYO REAL-EYES」でオンエアされる。満員のオーディエンスが熱狂した各アーティストのパフォーマンスをラジオで楽しもう。

J-WAVE TOKYO REAL-EYES "LIVE SUPERNOVA 50 DX" セットリスト

THE BAWDIES
01. IT'S TOO LATE
02. HOT DOG
03. KEEP YOU HAPPY
04. EMOTION POTION
05. I'm In Love With You
06. I'M A LOVE MAN
07. KEEP ON ROCKIN'
08. YOU GOTTA DANCE

school food punishment
01. future nova
02. you may crawl
03. light prayer
04. sea-through communication

Base Ball Bear
01. Stairway Generation
02. 祭りのあと
03. changes
04. ホワイトワイライト
05. ドラマチック
06. CRAZY FOR YOUの季節
07. LOVE MATHEMATICS

ASIAN KUNG-FU GENERATION
01. 新世紀のラブソング
02. センスレス
03. アンダースタンド
04. 迷子犬と雨のビート
05. ブルートレイン
06. 惑星
07. マジックディスク
08. 振動覚
09. リライト
10. ソラニン
<アンコール>
11. 君という花

※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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ケンイトウ @HEAT_110

流石に懐古が止まらない
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