ハルカトミユキ、野音3000人フリーライブで再会誓う&来年に向けた発表続々

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ハルカトミユキが昨日10月3日に東京・日比谷野外大音楽堂にてフリーライブ「フリーライブ‘ひとり×3000’」を開催。立ち見客が出るほどの盛況ぶりを見せたこの日のライブで彼女たちは、2016年に向けて現在実施しているマニフェストの延長や、2016年全国ツアーの開催、ツアーファイナルとして2016年9月24日に再び日比谷野外大音楽堂でワンマンライブを行うことなどを発表した。

ハルカトミユキ「フリーライブ‘ひとり×3000’」の様子。(Photo by Taku Fujii)

ハルカトミユキ「フリーライブ‘ひとり×3000’」の様子。(Photo by Taku Fujii)

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彼女たちは今年1月に「2015 ハルカトミユキマニフェスト」として、年内に毎月1曲の新曲を配信することと、ミニアルバム、フルアルバムをリリースすることを宣言していた。昨日行われた公演では、フルアルバムの発売延期を告知したあとに、本日のフリーライブの模様を収めたライブアルバムを12月23日にリリースすることや、毎月の新曲発表を来年の春まで継続することなどを発表。さらに2016年に行うツアーは47都道府県を廻る「LIVE TOUR 2016 'LIFE'」と題したものとなり、現時点で2016年2月6日に東京・赤坂BLITZ、2月20日に大阪・umeda AKASO、2月21日に愛知・APOLLO BASE、またツアーファイナルとして9月24日に東京・日比谷野外大音楽堂でのワンマンライブが決定していることが告知された。

ハルカトミユキ「フリーライブ‘ひとり×3000’」の様子。(Photo by Taku Fujii)

ハルカトミユキ「フリーライブ‘ひとり×3000’」の様子。(Photo by Taku Fujii)[拡大]

フリーライブは見事な秋晴れから日がとっぷりと暮れた時間にスタートした。バックバンドにtatsu(B / LA-PPISCH)、中畑大樹(Dr / syrup16gVOLA & THE ORIENTAL MACHINE、YakYakYak、peridots)、松江潤(G / 誰でもエスパー)、佐藤亮(G / ex. onsa)を迎えてステージに元気よく登場したハルカ(Vo, G)とミユキ(Key, Cho)。彼女たちはインディーズ時代の楽曲や9月にリリースしたばかりの最新ミニアルバム「LIFE」の収録曲など事前に発表した13曲に加えて、「あなたが野音で聴きたい曲」のリクエスト投票で2位だったという「シアノタイプ」と新曲「LIFE」の計15曲を届けた。

ハルカ(Vo, G)(Photo by Taku Fujii)

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ライブの冒頭でハルカは「私たちは去年、しばらく活動できない時期がありました。曲が書けなくなってしまって1人で部屋にこもって苦しんでいた時期がありました」と話し始め、停滞期間があったにもかかわらず応援し続けてくれたファンと、新たに彼女たちを知って野音に足を運んでくれたファンに感謝の言葉を述べた。さらに「ハルカトミユキの新たなバンド人生のスタートとして、不器用な私たちですが、今日は精一杯、全力で演奏します。なので、1人ぼっちの皆さん、普段は下を向いて靴ばっかり見ているようなみんな、今日だけは一緒に星空を見上げましょう」と優しい言葉を投げかけ、1曲目に「Vanilla」を歌唱した。ライブ序盤はシンプルな照明がステージを照らす中で、「世界」「ドライアイス」といった切なさと力強さを内包したナンバーを続けて披露。また「春の雨」ではハルカ、ミユキの歌声とピアノの優しい音色が場内を包み込んだ。

ハルカトミユキ「フリーライブ‘ひとり×3000’」の様子。(Photo by Taku Fujii)

ハルカトミユキ「フリーライブ‘ひとり×3000’」の様子。(Photo by Taku Fujii)[拡大]

事前に発表していたセットリストに含まれていなかった「シアノタイプ」を5曲目に届けたあと、彼女たちは観客にスマートフォン、携帯電話のライトを掲げるように呼びかけてからダンスチューン「嘘ツキ」を投下。客席から放たれる無数のライトを浴びながら、ハルカはサイリウムを持ってステージを駆け回りながら歌唱した。続けて2人はエッジィなギターサウンドが印象的なロックナンバー「ニュートンの林檎」「バッドエンドの続きを」と激しめの楽曲を連投していく。ミユキは「振り出しに戻る」でキーボードから離れてステップを踏んだり、客席に近付いてハンドクラップを促したりと観客を盛り上げ、「tonight」では小気味よいビートに乗せてキャッチーなメロディを楽しげに奏でていた。一方でハルカはスティックを握ってシンバルを叩くなど、ミユキに負けじとハイテンションなパフォーマンスを見せていた。

ハルカトミユキ「フリーライブ‘ひとり×3000’」の様子。(Photo by Taku Fujii)

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ハルカトミユキ「フリーライブ‘ひとり×3000’」の様子。(Photo by Taku Fujii)

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秋の虫の鳴き声が会場に響く静かな転換のあと、ハルカが「約束の歌を……」とつぶやいてから彼女たちは「肯定する」を演奏。スクリーンに歌詞が映し出される中、透明感あふれるハルカの歌声が野音に響きわたった。そしてライブの終盤、ギターのフィードバックノイズから始まった「青い夜更け」では楽曲のイメージに寄り添うように青い光がステージを包み込み、ドラマチックなナンバー「宇宙(そら)を泳ぐ舟」では野音のステージ全体に宇宙の映像が投影され、幻想的な光景が広がった。その後ハルカは「皆さん、ちょっと上を見てみてください。星、見えてますか?」と観客に問いかける。彼女は「星、見えますね。本当によかった、こんな素晴らしい天気の日で……みんなと星空を見れてうれしいです」と思いを述べた。そして「今日から1年間で、全都道府県に必ず歌いに行きます!」と2016年のツアー計画やマニフェスト継続などを発表したあと、最新アルバム「LIFE」に収録されていない「LIFE」というタイトルの新曲を最後に披露。この曲は再会の気持ちを込めて作られたというナンバーで、2人は最後に「また会いましょう!」と宣言して笑顔でステージを去っていった。

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ハルカトミユキ「フリーライブ‘ひとり×3000’」
2015年10月3日 日比谷野外大音楽堂 セットリスト

01. Vanilla
02. 世界
03. ドライアイス
04. 春の雨
05. シアノタイプ
06. 嘘ツキ
07. ニュートンの林檎
08. バッドエンドの続きを
09. 振り出しに戻る
10. tonight
11. 肯定する
12. 火の鳥
13. 青い夜更け
14. 宇宙(そら)を泳ぐ舟
15. LIFE(※新曲)

ハルカトミユキ「LIVE TOUR 2016 'LIFE'」

2016年2月6日(土)東京都 赤坂BLITZ
2016年2月20日(土)大阪府 umeda AKASO
2016年2月21日(日)愛知県 APOLLO BASE
and more

ハルカトミユキ「LIVE TOUR 2016 'LIFE'」ツアーファイナル ワンマンライブ

2016年9月24日(土)東京都 日比谷野外大音楽堂

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福岡音楽情報 @fukmusic69

ハルカトミユキ初めて知ったけど、結構いいやん。

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