[Alexandros]、ウェルアレライブで豪華セッション「10年も20年も続けたい」

2月12日に東京・新木場STUDIO COASTにて、スペースシャワーTV「Welcome![Alexandros]」が企画するライブイベント「Welcome![Alexandros]LIVE」東京公演が開催された。

[Alexandros]がホストを務め、ゲストアーティストとのトークやライブセッションを行う「Welcome![Alexandros]」。2度目の開催となる今回は大阪と東京の2会場で実施され、稲村太佑（アルカラ）、ハヤシ（POLYSICS）、Masato（coldrain）が両公演、光村龍哉（NICO Touches the Walls）が大阪公演、川谷絵音（indigo la End、ゲスの極み乙女。）が東京公演にゲストボーカリストとして参加し、[Alexandros]とのセッションを繰り広げた。

「『Welcome![Alexandros]LIVE』! 東京！」という川上洋平（Vo, G）のタイトルコールと同時にステージ前の紗幕が振り落とされると、おなじみのSE「Burger Queen」が流れる中[Alexandros]メンバーが登場。大歓声を浴びながら川上、磯部寛之（B, Cho）、白井眞輝（G）、庄村聡泰（Dr）はそれぞれのポジションに着き、SEに演奏を重ねていく。そして4人は「For Freedom」を1曲目に投下。フロアのボルテージを急上昇させたのち、この日最初のゲストMasato（coldrain）を迎えてU2のカバー「Vertigo」を披露した。

2番目のゲストは昨年の「SWEET LOVE SHOWER 2014」でも共演した川谷絵音。川谷はindigo la Endの最新アーティストビジュアルで着用している赤チェックのロングコートを羽織ってステージに現れた。そのコートが白井のステージ衣装とまったく同じものだったことを受けて会場が笑いに包まれる中、川谷を迎えた[Alexandros]はBlur「Song 2」を演奏した。

ハヤシを迎えた「Ho!」では歌詞の「Ho!」の部分を「TOISU!」に替えたスペシャルバージョンで披露。その後も[Alexandros]は「Forever Young」を川谷と、「Kill Me If You Can」をMasatoとセッションし、オーディエンスをヒートアップさせていく。また「Cat 2」では番組と同様に紙製の魚を手にした稲村太佑が登場。彼は魚を持ってステージ中を駆けまわったり、川上のギターを借りて演奏したりと破天荒なパフォーマンスでステージを盛り上げた。そして稲村は最後に「ようぴーにプレゼントを持ってきたんです」とハーフパンツのポケットをまさぐり、大阪公演でも渡したという節分の豆を川上に手渡す。さらにバレンタインデー用のチョコレートも川上にプレゼントして舞台を去っていった。

終盤でバンドはサポートメンバーのROSE（Key / THE LED SNAIL、OF-5）を紹介したのち、3月18日にリリースする新曲「ワタリドリ」を披露。続く「Run Away」「Starrrrrrr」はROSEによるピアノ伴奏と川上のエモーショナルな歌唱で始まるスペシャルバージョンで届けられ、観客たちはそのドラマチックな光景に魅了された。終盤のMCで川上は「Welcome![Alexandros]」（バンド改名前は「Welcome![Champagne]」）の放送が始まってから、今年の6月で2周年を迎えることについて触れ、「こんなに続くと思ってなかったです。スペースシャワーTVのスタッフの皆さんいつもありがとうございます」と感謝。加えて「[Alexandros]は“Welcome系”なバンドじゃないんですけど、10年も20年も続けていってロック界の“タモさん”って言われたいですね（笑）。これからも続いていくと思うのでよろしくお願いします！」と話し、白い歯を見せた。

本編最後のセッションはハヤシとの「シーラカンス イズ アンドロイド」。バンドはハヤシと揃いのバイザーを装着してからPOLYSICSの代表曲である同曲をアグレッシブに演奏し、その熱気を保ったまま「Kick&Spin」でライブを爽快に締めくくった。アンコールではまず徳永英明のカバー「壊れかけのRadio」を稲村とセッション。そして「ワタリドリ」と両A面シングルとしてリリースされる「Dracula La」、盛大なシンガロングがフロアから沸き上がった「Adventure」の2曲を届けて、「Welcome![Alexandros]LIVE」の幕を下ろした。

なおこのライブの模様は「Welcome![Alexandros]LIVE SPECIAL」として、3月の毎週火曜日にスペースシャワーTVにてオンエア予定。視聴環境がある人は放送をお楽しみに。