KANA-BOON、「uP!!!」企画で全力投球の凱旋ライブ

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KANA-BOONが本日1月23日に大阪・堂島リバーフォーラムにて、招待制ワンマンライブ「uP!!!NEXT VOL.10~KANA-BOONの1, 2, 3で招TIME!!!~」を開催。約2万通の応募の中から抽選で選ばれた幸運な1800人のファンを前に、1時間にわたって熱いパフォーマンスを届けた。

KANA-BOON「uP!!!NEXT VOL.10~KANA-BOONの1, 2, 3で招TIME!!!~」の様子。(撮影:伊佐摩利登)

KANA-BOON「uP!!!NEXT VOL.10~KANA-BOONの1, 2, 3で招TIME!!!~」の様子。(撮影:伊佐摩利登)

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このライブはエンタメサイト「uP!!!」が企画するショーケースイベント「uP!!!NEXT」の第10弾で、関西での実施は今回が初めて。関西地区での初開催に伴い仙台、東京、博多の3エリア発着の無料弾丸バスツアーも用意され、全国各地から集まったファンがKANA-BOONの単独ライブを満喫した。

谷口鮪(Vo, G)(撮影:伊佐摩利登)

谷口鮪(Vo, G)(撮影:伊佐摩利登)[拡大]

古賀隼斗(G)(撮影:伊佐摩利登)

古賀隼斗(G)(撮影:伊佐摩利登)[拡大]

場内が暗転すると、大阪出身のKANA-BOONの帰還を喜ぶように盛大な歓声と拍手が発生。会場中にファンの声援が飛び交う中、彼らはオープニング曲として「1.2. step to you」を披露した。谷口鮪(Vo, G)の「いくぞー!」というシャウトを合図に、爽快なバンドサウンドが場内を満たしていく。間奏では古賀隼斗(G)の奏でるクリーントーンのギターが、観客のテンションを最初のピークへと導いた。谷口の「KANA-BOONです。よろしくどうぞ!」という挨拶を機に鳴らされたのは飯田祐馬(B)と小泉貴裕(Dr)が叩き出すヘビーなリズムに、エッジィなギターが重なる「ウォーリーヒーロー」。強固なアンサンブルで観客を圧倒した4人は、そのまま手を緩めることなく1月21日にリリースしたばかりの2ndアルバム「TIME」の収録曲「ターミナル」をプレイ。さわやかな色彩の照明の下で、谷口の伸びやかな歌声が響きわたった。

ストイックなパフォーマンスから一転して、等身大の一面をのぞかせるMCでは谷口がアルバム「TIME」について「がんばってがんばってできたアルバムやから聴いてください」とコメント。またメンバーのムチャ振りで古賀が江頭2:50ならぬ“古頭2:50”に扮し、「後半戦いけんのかー? 俺本気でいくからお前らいけるかー。いけるかー?」と江頭ばりの粘っこい口調で煽る。観客が十分に盛り上がっていることを確認した彼は、突然素に戻ると「こいちゃんどうぞ!」と小泉にバトンを渡した。

飯田祐馬(B)(撮影:伊佐摩利登)

飯田祐馬(B)(撮影:伊佐摩利登)[拡大]

小泉貴裕(Dr)(撮影:伊佐摩利登)

小泉貴裕(Dr)(撮影:伊佐摩利登)[拡大]

そんな一幕を経て始まったのは、アルバム「TIME」を象徴する高速チューン「タイムアウト」。小泉の叩くシャッフルビートに乗せてドラマチックに楽曲が展開していく。谷口が「歌ってくれるか?」と問いかけると、観客は拳を突き上げながらメンバーと一緒に大合唱。ステージとフロアの垣根が消え、たちまち一体感が場内を包み込んだ。またハイボルテージなナンバーから一転して、中盤ではKANA-BOONの楽曲の中ではミドルテンポの「結晶星」と「生きてゆく」が続けてパフォーマンスされる。谷口は言葉1つひとつを噛み締めるように歌い上げ、曲に込められた力強いメッセージを1800人のオーディエンスに伝えた。

ライブもいよいよ佳境に差し掛かり谷口が「皆さんおなかが空いた頃じゃございませんか? 炒飯なんて食べたくないでしょうか?」と口にすると、次の曲を察した観客が「わあっ!」と歓声を上げる。そしてうねるようなギターの音色にあわせてフロアから「ワンツー!」と声が飛び交い、キラーチューン「ないものねだり」がスタート。大サビでは盛大なコール&レスポンスが展開され、谷口が「非常に優秀でございます。でも僕ら欲張りなんで……まだいけますか?」と呼びかけるとこの日一番の合唱が起こった。しかしバンドはまだ熱気が足りないとばかりにライブの定番曲「盛者必衰の理、お断り」を投下した。

終盤のMCで谷口は「アルバム『TIME』を世に出しまして。ものすごくいいアルバムができました。ぜひとも聴いてください」と改めて新作をアピールし、「このライブが終わると『KANA-BOONのとぅるとぅるかむとぅるーTOUR 2015』が始まります。今年もKANA-BOONをよろしくお願いします」と会場を見渡しながら語った。その後ライブの終盤を彩ったのは、「TIME」の収録曲「スノーグローブ」と「シルエット」。「スノーグローブ」では跳ねるようなリズムとみずみずしい谷口の歌声がフロアを揺らし、「シルエット」ではダイナミックなサウンドが高らかに奏でられた。

KANA-BOON「uP!!!NEXT VOL.10~KANA-BOONの1, 2, 3で招TIME!!!~」の様子。(撮影:伊佐摩利登)

KANA-BOON「uP!!!NEXT VOL.10~KANA-BOONの1, 2, 3で招TIME!!!~」の様子。(撮影:伊佐摩利登)[拡大]

アンコールでは谷口が「楽しかったですか? 僕らも楽しかったです」と笑顔で語り、「うれしいかな、悲しいかな。うれしいお話がありまして、『~夢のアリーナ編~』が即日ソールドアウトでございました。行こうと思ってたのに、という人は『~全国とぅるとぅる編~』でお待ちしてます」と3月に開催される東京・日本武道館公演と大阪・大阪城ホール公演のチケットが完売したことを報告。そしてひと息つくと「最後に爆裂盛り上がる曲をやりたいと思います。全力でかかってこれますか?」と観客を挑発した。切り裂くようなギターリフから始まったのは「フルドライブ」。小泉の高速ドラムに乗せて、谷口、古賀、飯田が全身全霊で音をぶつけ合い、それに呼応してフロアの熱狂も加速していく。小泉のドラムで締められたあとは、メンバーの「ありがとーう!」というシャウトが場内に響いた。

なお本日のライブの模様は2月17日(火)23:30よりスペースシャワーTVにて30分にわたってオンエアされるので、視聴環境がある人はお観逃しなく。

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KANA-BOON「uP!!!NEXT VOL.10~KANA-BOONの1, 2, 3で招TIME!!!~」
2015年1月23日 堂島リバーフォーラム セットリスト

01. 1.2. step to you
02. ウォーリーヒーロー
03. ターミナル
04. タイムアウト
05. 結晶星
06. 生きてゆく
07. ないものねだり
08. 盛者必衰の理、お断り
09. スノーグローブ
10. シルエット
<アンコール>
11. フルドライブ

スペースシャワーTV「uP!!!NEXT VOL.10~KANA-BOONの1, 2, 3で招TIME!!!~」

2015年2月17日(火)23:30~24:00
2015年2月28日(土)26:00~26:30(再放送)

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