片岡亀蔵が64歳で死去、ジャンルを問わない確かな演技力で人気を博す

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片岡亀蔵が本日11月24日に死去したことを、松竹が発表した。64歳だった。

片岡亀蔵©松竹

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亀蔵は1961年、東京都生まれ。五世片岡市蔵の次男として誕生し、兄は六代目片岡市蔵。1965年12月、東京・歌舞伎座「仮名手本忠臣蔵 十段目」の一子由松役で、片岡二郎の名で初舞台を踏む。1969年11月、歌舞伎座「辨天娘女男白浪」で丁稚三吉ほかを勤め、四代目亀蔵を襲名した。1995年5月に歌舞伎座で名題昇進。1998年に第十七回眞山青果賞助演賞を受賞した。

時代物、世話物、新作などジャンルを問わず、敵役から老け役、滑稽味のある役など幅広い役柄を担当。近年は「義経千本桜 渡海屋・大物浦」の武蔵坊弁慶、「俊寛」の瀬尾太郎兼康、「仮名手本忠臣蔵」の斧九太夫、「弁天娘女男白浪」の南郷力丸、「夏祭浪花鑑」の三河屋義平次、「髪結新三」の家主長兵衛、「河内山」の北村大膳、「魚屋宗五郎」の父太兵衛、歌舞伎NEXT「朧の森に棲む鬼」のウラベなどを演じたほか、杉原邦生演出「パンドラの鐘」などの現代劇にも出演し、広く人気を博した。

最後の舞台出演は、今年10月に愛知・御園座で行われた「第五十一回 吉例顔見世」。「京鹿子娘道成寺」の所化妙念坊、「鼠小紋春着雛形」の辻番与惣兵衛などを勤めた。

葬儀の予定については決まり次第、発表される。

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