聖児セミョーノフが主演を務める
「三文オペラ」は、劇作家の
公演は12月17日から21日まで東京・新宿FACEで行われ、チケットの一般販売は10⽉16⽇10:00にスタート。
聖児セミョーノフ コメント
僕と同じくユダヤ系であった作曲家クルト・ヴァイルはナチスから逃れベルリンからパリそしてニューヨークへと活動の場を変えることを余儀なくされました。それぞれの地で違うスタイルで作曲しましたが、全然雰囲気の違うどの時代の曲を聴いても「ヴァイルだ!」と気がつくのです。どの曲も彼独自の美しさ、強さ、翳りと歪みのようなものを感じます。「三文オペラ」はベルリン時代ですが音楽の魅力を存分にお楽しみいただけると思います。
そしてブレヒトの書いたお話はかなりデタラメです笑。けれどその中に、酔っ払いのいい加減な戯言にはっとさせられるみたいな、ドキッとするような鋭い言葉がたくさん潜んでいます。悪党たちの言葉の中にこの世の真実なんじゃないかと思わされるものがあるのです。
ヴァイルとブレヒトがやっつけ仕事で創ったという逸話がある「三文オペラ」はテキトーで、けれどとても魅力的な作品です。どうぞお気楽お気軽に足をお運びください!
湯⼭玲⼦ コメント
売れっ⼦だったブレヒトが、受け仕事としてテキトーに納品。しかし、それがクルト・ヴァイルの名曲と組み合わさり空前のヒットとなった「三⽂オペラ」は、「全員悪⼈」である登場⼈物たちの俗物キャラと、清らかで超叙情的な⾳楽との⾷べ合わせの悪さ(良さ?)が⾒所。
各国語バージョンでは語感の響きによって印象が相当違う。でもって、今回はロンドンならぬ歌舞伎町で、その半グレ⽇本語がどう響き渡るか? ⼤野由美⼦率いるスーパーバンドが繰り出す⾳質とリズム、役者たちの⾝体のセッションは必⾒です。
⼤野由美⼦ コメント
実はちょっと苦⼿だったんです、クルト・ヴァイル。⾼校⽣の頃、コンピCDを聴いて、⾃分には刺さらなかったこともあって。湯⼭玲⼦さんから「現代版のクルト・ヴァイルで!」と声がけ頂き、ならばおもしろいかも!と参加させて頂きました。こういう機会をいただいたおかげで、三⽂オペラの曲をじっくり聞いて、メロディラインの美しさ、転調の連続の中に美しい展開があること、よくできてるなーって感⼼したり、とても魅⼒的である事をやっと発⾒できました。連日、いい塩梅の組み合わせのメンバー4⼈でセッションしています。楽しみにして頂ければと思います!
三浦基 コメント
ブレヒト「三⽂オペラ」の魅⼒はキザなところ、かっこつけてるところだと思います。今回は歌舞伎町に舞台をトレースしたことで⼩難しさもなくなり、ブレヒトの明るさやスカした魅⼒もより伝わりやすくなっているのではないかと。原作の持っているチャーミングな部分や優しさの裏にある残酷さや苦々しさが⼀瞬透けて⾒えて、それを⾳楽があっという間にさらっていってくれたら、年末にふさわしい作品になるのかなと思います。期待して⾒にきてください。
音楽劇「三文オペラ 歌舞伎町の絞首台」
開催日程・会場
2025年12月17日(水)〜21日(日)
東京都 新宿FACE
スタッフ
原作:
翻案:聖児セミョーノフ
演出:
プロデューサー・音楽監督:湯山玲子
出演
聖児セミョーノフ /
ステージナタリー @stage_natalie
音楽劇「三文オペラ 歌舞伎町の絞首台」ビジュアルお披露目、聖児セミョーノフらのコメントも(コメントあり)
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