今宮戎神社で「じゃりン子チエ」成功祈願祭、主演・澤井梨丘「皆さんきらきらしてる」
2025年9月26日 10:35
5 ステージナタリー編集部
松竹創業130周年記念「じゃりン子チエ」の成功祈願祭が昨日9月25日に大阪・今宮戎神社にて行われた。
はるき悦巳のマンガ「じゃりン子チエ」は、昭和の大阪を舞台に「ウチは日本一不幸な少女や」が口癖の小学5年生・チエとその家族、ご近所さんの生活を描いた人情コメディ。大阪松竹座さよなら公演と銘打たれた今回の上演版では、脚本をわかぎゑふ、演出を村角太洋が担当する。
成功祈願祭のあとの取材会ではそれぞれが意気込みを語った。わかぎは「『じゃりン子チエ』は大阪らしい人情、スピリッツに溢れた作品だと思っています。この不朽の名作の脚本で、大阪松竹座さよなら公演に参加させていただけるのがうれしいです」、村角は「自分で劇団を立ち上げて15年になりますが、今回が最大の山場です! ものすごく緊張しています! 世代を超えて愛されている作品ですので、ファンがたくさんいらっしゃいます。その皆さまのご期待に応えられるような、そして、演劇好きの皆様にも愛していただけるような作品にできればと思います」と話す。
主演・竹本チエ役の澤井梨丘は「大人気アニメ・漫画のチエちゃんを演じられるのが、とても嬉しいです。チエちゃんの天真爛漫なところは自分と似ているかなと思いますが、私はチエちゃんほどしっかり者ではありません。『ブギウギ』出演をきっかけにOSK『春のおどり』を観劇しましたが、皆さんきらきらしていて! 同じ舞台に立てるのがうれしいです」と話す。竹本テツ役の波岡一喜は「テツ役の波岡一喜です。地元の天王寺から18歳で東京に出ました。30年後、テツをやるとは思ってもいませんでした。精一杯やらせていただきます」、竹本ヨシ江役の三倉茉奈は「最初、じゃりン子チエの舞台のお話をいただいた時にチエ役かと思ってしまってたんですが、お母さん役と言われて、『あ、そうよね』と思いました(笑)。“茉奈ちゃんもお母さん役するようになったんだね。感慨深いわ”というお声をいただいておりますので、関西の皆さんに、お母さんになって成長した姿を見せられるように頑張ります」とコメント。
おバァはん役の桂南光は「おバァはん役……何でこんなことになってしまったのか……。私は役者ではなく、噺家ですが、わかぎゑふさんは良く知っていますので、台詞少なくしてくださいと言って、どんな役かと思ったらおばぁはんですよ! どうなるかわかりませんし、身なりはおばぁはんですが、中身は南光です! よろしくお願いします」、花井拳骨役の赤井英和は「今回は長く続いた大阪松竹座の最後の公演ということで、皆さんの心に残る舞台にできるように頑張ります。よろしくお願いいたします」、お好み焼き屋のオッちゃん役の山本浩之は「アナウンサーを40年以上やって、最近は小さな劇場にお芝居にでることもありましたが、まさか松竹座の舞台に出られるなんて夢にも思っていませんでした。お好み焼き屋のおっちゃんのイメージをしながら頑張ります。よろしくお願いいたします」、小鉄役の桐生麻耶は「お話を頂いた時は、なんで猫役!?と思いましたが(笑)。小鉄として、最後までチエちゃんも守り抜きたいと思います。よろしくお願いします」と話した。
公演は11月15日から25日まで大阪・大阪松竹座で行われる。
松竹創業130周年記念「じゃりン子チエ」
開催日程・会場
2025年11月15日(土)〜25日(火)
大阪府 大阪松竹座
スタッフ
原作:はるき悦巳
脚本:わかぎゑふ
演出:村角太洋
出演
竹本チエ:澤井梨丘
竹本テツ:波岡一喜
竹本ヨシ江:三倉茉奈
花井拳骨:赤井英和
お好み焼き屋のオッちゃん:山本浩之
小鉄:桐生麻耶
ミツル:曽我廼家一蝶
カルメラ兄:曽我廼家桃太郎
カルメラ弟:村角ダイチ
アントニオJr.:中林登生(ENJIN)
おジィはん:佐藤武志
ミツルのお母はん:紅萬子
おバァはん:桂南光
©はるき悦巳/家内工業舎・双葉社
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