これは、TBS系テレビドラマ「不適切にもほどがある!」やNetflixシリーズ「離婚しようよ」などでタッグを組んできた、宮藤とプロデューサーの
舞台俳優の高瀬川玄(役所)は、イギリス・ロンドンのシェイクスピアグローブ座で日本人初主演の栄光を勝ち取ったが、とある理由で日本に帰ることができず、2年ぶりに帰国する。しかし、彼にとって最大の悲劇である、“世界から完全に忘れ去られる”事態が起きていて……。
宮藤は「俳優や脚本家に限らず、SNSのアカウントを取得している人なら誰だって承認欲求を持て余し、演じたり、盛ったり、加工したり、夜中に余計なこと呟いて自己嫌悪に陥ったりする。しょうがない。配信されたら俺だって“誰か『俺のこと、なんか言ってた?』のこと、なんか言ってないか?”とエゴサーチするだろう。そういう人間の厄介な性質を、否定も肯定もせずコメディとして描きました。お楽しみに」とコメント。役所は「今回、人生2度目の『俳優役』をいただきました。撮影は年を跨ぐ長丁場になりますが、皆さんに楽しんで貰える作品になるよう最後まで頑張ります」と意気込みを述べた。
宮藤、役所、磯山プロデューサー、岡野真紀子エグゼクティブプロデューサーのコメント全文は下記の通り。
宮藤官九郎コメント
役所広司さんが、俺の書いたしょうもない台詞にまで全身全霊を注いでくださる。
現場の磯山さんが逐一報告してくれる。「今日も最高でした」と。
脚本家にとってこんなに嬉しいことはないわけです。
俳優や脚本家に限らず、SNSのアカウントを取得している人なら誰だって承認欲求を持て余し、
演じたり、盛ったり、加工したり、夜中に余計なこと呟いて自己嫌悪に陥ったりする。
しょうがない。配信されたら俺だって「誰か『俺のこと、なんか言ってた?』のこと、なんか言ってないか?」とエゴサーチするだろう。
そういう人間の厄介な性質を、否定も肯定もせずコメディとして描きました。お楽しみに。
役所広司コメント
宮藤官九郎さんの緻密で、ぶっ飛んでて、笑えて、妙に感動的な素晴らしい脚本を元に、
猛暑の中スタッフ、キャストと共に楽しく撮影頑張っています。
今回、人生2度目の「俳優役」をいただきました。
撮影は年を跨ぐ長丁場になりますが、皆さんに楽しんで貰える作品になるよう最後まで頑張ります。
磯山晶プロデューサー コメント
ちょっとだけSF的設定がありますが、とてもストレートなヒューマンコメディです。肥大した「承認欲求」を持った還暦過ぎの男が、ある事情から人生をやり直し、生きる意味を知っていく物語です。
宮藤さんとこの企画を考え始めた時は、まさか役所広司さんがやってくれるとは思ってもみませんでした。でも今は考えれば考えるほど役所さんしかいなかったと思っています。信じられないほどいろんなことに挑戦し、いろんな顔を見せてくださり、とにかく必見の人間ドラマになりました。どうぞお楽しみに。
岡野真紀子エグゼクティブプロデューサー コメント
脚本を拝読し、声を出して笑いながら読み進めていくうちに、気がつけば思わずほろりと涙がこぼれていました。そして主人公・高瀬川を役所広司さんが全力で演じる姿は、哀愁に満ちていて、チャーミングで、愛おしくて仕方がないのです。
人間は滑稽で、不器用で、でもだからこそ愛おしい。
最高のチームが全力で「人間」を描き切ったとき、どんな魅力的な作品が生まれるのか。今から胸の高鳴りが止まりません。
Netflixシリーズ「俺のこと、なんか言ってた?」
配信日時
Netflix 2026年
スタッフ
脚本:
企画・プロデューサー:
監督:
音楽:河野伸
ステージナタリー @stage_natalie
宮藤官九郎のNetflix新作で、役所広司が承認欲求の強い舞台俳優に「俺のこと、なんか言ってた?」(コメントあり)
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