空晴「すきだった、うた」スタート、岡部尚子「良い意味で大人な作品に」

空晴 第24回公演「すきだった、うた」が、昨日8月27日に大阪・in→dependent theatre 1stで開幕した。

これは岡部尚子が作・演出を手がける空晴の新作公演。“空晴版ミュージカル!?”というコピーを掲げる本作では、町の公民館の一室を舞台にした物語が展開する。“うた会”の名称でただ集まって話をするだけのサークル活動を行っているオーバー50のメンバーたちのもとへ、32歳の新人が見学に来ることになり……。出演者には、劇団員の上瀧昇一郎と岡部に加え、浅野彰一、クスミヒデオ、木内義一、オーディションで選出された日詰千栄が並ぶ。

開幕に際し、岡部は「五十代以上の出演者ながら、5分に1度は何かが起こり、そこにいつもの勘違いすれ違いだけれども、やはり良い意味で大人な、作品となっています。若い方には、ここからの自分だったり、周りの大人を思う時間だったり、そして似た世代では色々と感じていただけることがあったようです。昔、かつて、『すきだったもの』あの時は痛くても、それに力をもらえる時が来る……かもしれない」と語った。

上演時間は約1時間30分。大阪公演は9月2日まで。その後、19日から23日まで東京のOFF・OFFシアターでも上演される。なお、10月には映像配信が予定されている。

岡部尚子コメント

劇団員が2人しか出演しない。今回の公演。
いつもとは違う感覚、いつもとは違う不安。いつもとは違う大変さがありましたが、昨日終演後お客様からの拍手をいただき、感想をいただき、これが今の空晴だと感じることができました。
変化は、不安にも感じますが、その分、新しいこととの出会いや気づきになり、さらに先へ進めます。
五十代以上の出演者ながら、5分に1度は何かが起こり、そこにいつもの勘違いすれ違いだけれども、やはり良い意味で大人な、作品となっています。

若い方には、ここからの自分だったり、周りの大人を思う時間だったり、そして似た世代では色々と感じていただけることがあったようです。
昔、かつて、「すきだったもの」あの時は痛くても、それに力をもらえる時が来る……かもしれない。

今回、大阪は少し長めの公演期間、東京までもまだ間があります。ご予約できるチケットもたくさん。
ぜひご覧いただきたいです。

空晴 第24回公演「すきだった、うた」

2025年8月27日（水）〜9月2日（火）
大阪府 in→dependent theatre 1st

2025年9月19日（金）〜23日（火・祝）
東京都 OFF・OFFシアター

スタッフ

作・演出：岡部尚子

出演

上瀧昇一郎 / 岡部尚子

ゲスト

浅野彰一 / クスミヒデオ / 木内義一 / 日詰千栄

※U-22チケットあり。