宮本が約30年ぶりにメガホンを取る「生きがい IKIGAI」は、石川・能登でのボランティア活動に参加した宮本が、地元の人々の声を聞き、復興への思いを募らせたことから生まれたショートフィルム。ミュージカル「生きる」で宮本とタッグを組んだ鹿賀が主演を務める。
地震により家が倒壊してしまった信三は、心を閉ざし生きる希望を見失っていた。ある日、ボランティアの青年との会話をきっかけに少しずつ笑顔を取り戻し、もう一度生きることに目を向けていく。信三役を鹿賀、信三の妻・美智子役を
石川県出身の鹿賀は「宮本亞門さんから、能登の現状やそこに生きる人を描いたショートフィルムを撮りたいというお話を頂き、即参加したいという意思を伝えました」「このショートフィルムを通じて、観ていただいた方が少しでも強く生きていくということを感じていただけたら、これ以上幸いなことはありません」と思いを込める。
宮本は「能登の被災者が『元旦の震災、今度はこれか。まだ頑張らなきゃいかんのか』と語り、現地の女性が『突然、やることも目標も消える……こんなに辛いことはない』と呟いた言葉に、深いやるせなさを感じました。だから私は願います。命ある限り、諦めないでほしい。1日1日を生き抜けば、きっと希望が見える。その思いで30年ぶりにメガホンを取りました。この作品が、皆さんが『生きがい』を見つめ、心にそっと寄り添えますように」と希望を述べた。
なお、「生きがい IKIGAI」メイキング撮影中に現地の人々の声を収めるうちに生まれたドキュメンタリー映画「能登の声 The Voice of NOTO」が併映される。「能登の声 The Voice of NOTO」では手塚旬子が監督を担い、収益の一部が能登復興のために寄付される。
映画「生きがい IKIGAI」は6月20日に石川のユナイテッド・シネマ金沢、イオンシネマ金沢、イオンシネマ白山、シネマサンシャインかほくで先行公開されたのち、7月11日より東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開される。鹿賀、常盤のコメント全文は以下の通り。
映画「生きがい IKIGAI」予告編
鹿賀丈史コメント
昨年の元旦に能登地方を襲った大地震、そしてその後に起こった水害、
この2つの災害に能登の人々がどれだけ心をまたカラダを痛めつけられているのかと思うと気が気ではありませんでした。
そういう想いをしている時に、宮本亞門さんから、能登の現状やそこに生きる人を描いたショートフィルムを撮りたいというお話を頂き、
即参加したいという意思を伝えました。
少しでもこのショートフィルムで能登の方々が、元気になってもらえたらと思い撮影に挑みました。
撮影自体は亞門さんの想いの強さもあり、丁寧に丁寧に撮影を重ねました。
このショートフィルムを通じて、観ていただいた方が少しでも強く生きていくということを感じていただけたら、これ以上幸いなことはありません。
常盤貴子コメント
宮本亞門さんが能登のために立ち上がってくださる。
私にできることがあるなら何でもしたいと思いました。
とてつもなく明るく、いつもあたたかく、愛に溢れた現場でした。
それもそのはず。
スタッフも、キャストも、みんながみんな、能登を思っての参加だったから。
亞門監督、今の能登を撮影してくださり、ありがとうございます。
今しか撮れないこの景色を胸に、復興へ向かって歩んでいきたいと思います。
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