セラボ「なんて素敵にピカレスク」「天使を憐れむ歌。」開幕、古谷大和「彼らにしかできない演劇を」

「神戸セーラーボーイズ 定期公演vol.3『なんて素敵にピカレスク』『天使を憐れむ歌。』」が、本日12月20日に兵庫・AiiA 2.5 Theater Kobeで開幕した。

これは、神戸セーラーボーイズにとって3回目となる定期公演。今回は、2019年に上演された「MANKAI STAGE『A3!』～AUTUMN & WINTER 2019～」の劇中劇「なんて素敵にピカレスク」「天使を憐れむ歌。」を一部脚色し、“神戸セーラーボーイズ版”として披露する。神戸セーラーボーイズが「MANKAI STAGE『A3!』」シリーズの作品を上演するのは、昨年実施された定期公演の第1弾「『ロミオとジュリアス』『Water me! ～我らが水を求めて～』」以来2度目のこと。第1弾と同様に松崎史也が脚本、「MANKAI STAGE『A3!』」シリーズに出演している古谷大和が演出を担う。なお、公演は本編の芝居パートとライブパートの2部構成となっている。

「なんて素敵にピカレスク」には、ルチアーノ役で明石侑成、ランスキー役で中川⽉碧、ベンジャミン役で崎元リスト、デューイ役で石原⽉斗、カポネ役で高崎翔太が出演。「天使を憐れむ歌。」の出演者には、ミカエル役の髙橋龍ノ介、ラファエル役の髙山晴澄、ウリエル役の細見奏仁、メタトロン役の奥村頼斗、フィリップ役の田中幸真が名を連ねている。開幕に際し、古谷は「神⼾で活動している神⼾セーラーボーイズのみんなと作品づくりをしていると、技術や知識だけじゃない大切なものを思い出させてくれます。それは演劇の側面だけではなく、人としてあたたかい彼らだから表現できるものであり、伝えられるものなのだと思います。前回を経て驚くべき早さで成長していく彼らは、それでもまだまだ蕾かもしれません。けれど、季節を大切に感じながら、原作の物語やキャラクターに真っ直ぐ向き合いながら、彼らにしかできない演劇をしようとしています。MANKAIカンパニーのみんなと向き合って僕が感じてきたことをできるだけ溢さずに伝える日々でした。彼らの思いも、僕らの思いも、その全てを背負って立つ姿を、少しでも多くの皆様にご観劇いただけますように」とコメント。

明石は「この稽古期間では古谷さんと一緒に素敵な作品に真剣に取り組めて、自分自身本当に沢山の事を吸収できた日々でした。僕は『なんて素敵にピカレスク』に出演させていただくので、エネルギーたっぷりのアクションとライブパートでのギャップを、舞台上で、生で見ていただけたらうれしいです！ 千穐楽まで全員で駆け抜けたいと思います。最後まで応援よろしくお願いします！」、髙橋は「僕は今回の演目で成長したことがあります。『天使を憐れむ歌。』では劇中にダンスが少なく、演技が中心なので、自分の演技力が試されるところにとても苦戦しました。今までダンスや歌が入っていることが多かったので、芝居だけで表現することにとても不安を感じていました。ですが、古谷さんの演出によって、自分の演技を見つけて成長することができたと思います！ 無事に開幕を迎える事ができ、全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。千穐楽まで全力で走り抜けますので、みなさん楽しんで！ 応援してくだると嬉しいです！」と思いを述べる。

そして高崎は「『なんて素敵にピカレスク』ではマフィアや警察などの激しいアクション、『天使を憐れむ歌。』では切ない心に刺さるストーリーが見どころです！ お芝居の後には神⼾セーラーボーイズによる、圧巻のライブ！ とてもカッコよく、可愛く、楽しめる事間違いなしです！ そしてそして、その後は豪華ゲストによるトークショー!! 盛りだくさんの内容になっております！ 是非是非お楽しみに!!」と語った。

上演時間は約2時間で、公演は12月29日まで。