劇団民藝「囲われた空」上演中！ヒトラーに忠誠を誓う青年を中心にした、愛と家族の物語

劇団民藝「囲われた空」が去る12月7日に東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで開幕した。

本作は、映画「ジョジョ・ラビット」の原作小説としても知られるクリスティン・ルーネンズの「Caging Skies」を、ベネズエラ出身でホロコースト生存者の第二世代であるデジレ・ゲーゼンツヴィが作劇した作品。今回、劇団民藝の丹野郁弓が上演台本を手がけ、小笠原響が演出する。

劇中では、1944年のオーストリア・ウィーンを舞台に、ヒトラーに忠誠を誓う17歳のヨハニスが、書斎の壁の奥に隠れていた25歳のユダヤ人・エルサと出会うことから、“切なく儚い愛と家族の物語”が展開。ヨハニス役を釜谷洸士と一之瀬朝登、エルサ役を神保有輝美と石川桃がWキャストで演じるほか、ヨハニスの母ロスヴィタ役で石巻美香、祖母役で日色ともゑが出演する。

上演時間は休憩ありの約2時間45分。公演は12月15日まで。なお、一部公演で出演者との交流会が開催される。