宝塚歌劇花組「ファンタジー・ホラロマン『エンジェリックライ』」「レヴュー グロリア『Jubilee(ジュビリー)』」の東京・東京宝塚劇場公演が、明日12月7日に開幕。それに先駆け、本日6日に公開舞台稽古が行われた。
本公演は、
アザゼル役の永久輝は、持ち前の軽さと爽やかさが、奔放でワンコ的な魅力を放つアザゼルによく似合い、アザゼルの聡明で勇敢な面も説得力を持って立ち上げた。相手役の星空は、母を亡くし、悪事を働く父(フェデリコ)に反発するというエレナの複雑な思いを、熱量のある演技で表現。
公開舞台稽古後に行われた囲み取材で、永久輝は花組トップスターとして大羽根を背負ったときの気持ちを「覚悟はしていたつもりでしたが、それをはるかに超える重みをずっしりと感じました」と言い、誰よりも責任を持って真摯に舞台を務めなければならないことを自覚したという。また、新トップコンビとして、「花組の皆さんが持っている明るさや自由さを、より広げていけるように先頭を走っていきたい」と答え、星空は「そんな永久輝さんが芸事に集中できるような環境を作れるよう、お支えできるような自分でありたい」と続けた。
「エンジェリックライ」について、永久輝は「物語の中でフィクションの部分(天使)を担当していますが、架空の存在が混ざることによって、現実味や人間らしさが強調されて、お客様の胸に届くのが、一番の魅力」とコメントする。また、星空はセリフについて言及し、「自分が普段使わないような言葉がたくさんあり、谷先生の言葉へのこだわりを感じました。親子の愛や、その温かさをお届けできるよう、精一杯がんばりたい」と語る。「Jubilee(ジュビリー)」について永久輝は、「キラキラと、色とりどりのお花たちが咲き誇っている花組を象徴するかのような、花組らしいレビューです。今の花組がどれだけ素敵かということをお伝えできるレビューだと、幸せに感じながら舞台に立っております」と微笑み、星空は一番好きな中詰めのシーンが「東京公演ではどんなふうにお客様と交流できるのか楽しみです」と話した。
上演時間は休憩ありの約3時間。東京公演は1月19日まで。
宝塚歌劇花組 三井住友VISAカード シアター「ファンタジー・ホラロマン『エンジェリックライ』」「レヴュー グロリア 『Jubilee(ジュビリー)』」
2024年9月28日(土)〜11月10日(日) ※公演終了
兵庫県 宝塚大劇場
2024年12月7日(土)〜2025年1月19日(日)
東京都 東京宝塚劇場
スタッフ
ファンタジー・ホラロマン「エンジェリックライ」
作・演出:谷貴矢
レヴュー グロリア「Jubilee(ジュビリー)」
作・演出:
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【公演 / 会見レポート】花組の明るさを広げたい、永久輝せあ&星空美咲の“新生”花組「エンジェリックライ」東京公演明日から(舞台写真あり) https://t.co/m2e9YXrzqQ