一緒に転げ回りましょう！松永玲子・佐藤真弓・有森也実の「片づけたい女たち」スタート

「片づけたい女たち」が、昨日10月18日に東京・新宿シアタートップスで開幕した。

2004年にグループる・ばるによって初演された「片づけたい女たち」は、二兎社・永井愛の代表作の1つ。今回は、ムシラセ主宰の保坂萌が演出し、ナイロン100℃の松永玲子、佐藤真弓、有森也実が出演する。ツンコ（松永）、おチョビ（佐藤）、バツミ（有森）の3人は高校のバスケ部からの友人。3人の付き合いは30年以上だが、最近ツンコとは電話もメールもつながらない。新年の三が日も過ぎた夜中、心配になったおチョビとバツミがツンコの家を訪ねると、そのマンションの一室はゴミだらけで……。

開幕に際し、保坂は「『日々押し寄せる生活』に立ち向かう、すべての方に見ていただきたい舞台に仕上がりました。キャスト陣のパワフルなお芝居と愛すべきキャラクターによって、ゴミともつかない色々を巻き上げる嵐が起こっています。誰しもが心の跳び箱裏にしまっている『人生の片づかない何か』を、ひっくり返したり振り返ったり片づけたりまた出したりしながら、3人と一緒に転げ回りましょう。是非劇場でお待ちしております」と呼びかけた。

なお初日公演では、永井をはじめ、初演メンバーであるグループる・ばるの松金よね子、岡本麗、田岡美也子も客席で見守った。上演時間は約2時間。公演は10月24日まで。出演者のコメントは以下の通り。

松永玲子コメント

こうして無事初日を迎えられた事にホッとしております。そしてご来場いただいたお客様にまずは心からの感謝をお伝えしたいです。

ひたすらに走り続けてきたこの1カ月、本当にあっという間でしたが、チーム一丸となって1回1回を大切に千穐楽まで突き進んでまいります。

どうかたくさんの人たちに届きますように。

佐藤真弓コメント

おチョビです。開幕しました！ 「片づけたい女たち」

ツンコとバツミとさらには私（佐藤です）自身の30年来の友人達とも一緒に舞台上に居る感覚です。

みなさまの周りに居るツンコ、バツミ、おチョビを重ねたり思い出したりしながらお楽しみいただけたら嬉しいです。

有森也実コメント

ツンコ、おチョビ、バツミ、

高校生の頃からの親友だけど、程々に他人事なところが大人な関係なんだなと稽古を通して感じました。

いつまでも、つんのめって前のめり気味の私は、大人の階段を登ってた事に気付かされた感じです。

あっち痛い、こっち痛いの実感で、体をおさえながら高校時代と変わらないキャラクターと混じり合い、笑ったり泣いたり怒ったり…素敵な作品です。