5月に死去した
2007年公開の映画「シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録」は、2006年秋の新作戯曲の執筆から2007年春の公演初日まで、唐と
追悼上映に寄せて、大島は「20代から30代半ばにかけて、ずっとテレビで人物ドキュメンタリーを撮ってきた。それらの仕事のなかで、『本質に迫れていない。撮り足りない』と初めて感じたのが唐十郎さんだった。だから、映画化を企画した。テレビでは出来なかった二つの目標があった。一つは『唐十郎は唐十郎を演じているのではないか?』という疑惑を解き明かすこと。もう一つは、劇団員の芝居にかける思いを描くこと。撮影も編集も演出においても、初めて思い切りバットを振った。この作品が、作り手としての私をそれまでと違う場所に導いてくれた」と振り返り、「唐さん、劇団員のみなさん、ありがとうございました。本作が時代を超えて多くの人の目に触れ続けることを、心の底から願っています」と思いを語った。
「シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録」は、ポレポレ東中野で12月14日から28日まで上映される。そのほか、神奈川・横浜シネマリン、愛知・シネマスコーレ、大阪・第七藝術劇場、兵庫・元町映画館、岡山のシネマ・クレール、長野の長野相生座・ロキシー、大分・別府ブルーバード劇場などでも順次上映される。
関連記事
劇場キネマティカ【公式】 @G_kinematica
え!シアターキネマティカでも上映やりたい!
しかも本作は唐組第39回公演『行商人ネモ』を追った虚実不明のドキュメンタリー映画とのこと。
唐十郎と劇団唐組を追いかけたドキュメンタリー映画「シアトリカル」17年ぶりに再上映(コメントあり) https://t.co/dQlqhbodT1