5周年のエリア51が“精一杯の歌と舞を”届ける、音楽演劇「冠婚葬祭」開幕

エリア51の5周年記念公演「エリア51 音楽演劇『冠婚葬祭』」が、昨日7月25日に東京・すみだパークシアター倉で開幕した。

「冠婚葬祭」は、神保治暉が作・演出を手がける“音楽演劇”。作中では、町の人々が集まる場、“小劇場”に迷い込んだ旅人の物語が展開する。“小劇場”に光が灯り、音楽が流れることで、旅人は、みんなで広場に集まって飲んだり食べたり、悼んだり祝ったりといった、冠婚葬祭の記憶を思い出し……。

神保は、本作について「今回は、冠婚葬祭をテーマに、既存のオリジナル曲と6つの新曲で、18曲の音楽演劇をつくりました。音楽演劇の楽しみ方は人それぞれです。浴びてください。ただ居てください。そしてできれば、劇場のことを少し好きになってください。音楽を聞きながら、演劇を眺めながら、どこかに居場所を見つけてください」と説明し、「僕は、どれだけ自由や平和がおびやかされようとも、劇場だけはさまざまな人の集まる居場所であってほしいと、全力で祈っています。 冠婚葬祭とは、人生の節目に行う儀礼全般のことをさします。節目といえば、今年でエリア51は結成5周年となります。せっかくお越しいただく皆様には一生忘れられない時間をお過ごしいただけるよう、精一杯の歌と舞をお見せいたします。どうぞよろしくお願いいたします」と思いを述べた。

上演時間は1時間40分から2時間を予定。公演は7月28日まで。

神保治暉コメント

エリア51は、さまざまなジャンルのアーティストが集まったチームです。

今回は、冠婚葬祭をテーマに、既存のオリジナル曲と6つの新曲で、18曲の音楽演劇をつくりました。

音楽演劇の楽しみ方は人それぞれです。浴びてください。ただ居てください。そしてできれば、劇場のことを少し好きになってください。音楽を聞きながら、演劇を眺めながら、どこかに居場所を見つけてください。

地域の儀礼や町の祭みたいに、みんなの手で作って、次の世代に残していくことを「文化」と呼ぶならば、僕は劇場という文化を守りたい。劇場で、文化を続けたい。劇場から、文化を取り戻したい。全力を尽くして、尽くし尽くしても続けられないそれが、なくなってしまうような文化ならば、なくなってしまえばいいのでしょうか？

僕は、どれだけ自由や平和がおびやかされようとも、劇場だけはさまざまな人の集まる居場所であってほしいと、全力で祈っています。 冠婚葬祭とは、人生の節目に行う儀礼全般のことをさします。節目といえば、今年でエリア51は結成5周年となります。

せっかくお越しいただく皆様には一生忘れられない時間をお過ごしいただけるよう、精一杯の歌と舞をお見せいたします。どうぞよろしくお願いいたします。