羽原大介が映画を自ら改訂、舞台「フラガール'24」に稲村梓・十河茉由・なすびら

羽原組による「舞台『フラガール'24』東京・仙台・いわき公演」が、10月1日から6日まで東京・赤坂RED/THEATER、23・24日に宮城・仙台銀行ホール イズミティ21（仙台市泉文化創造センター） 小ホール、26・27日に福島・いわき芸術文化交流館 アリオス 中劇場で上演される。

2006年に日本アカデミー賞で最優秀作品賞や脚本賞など4部門に輝いた映画「フラガール」は、福島県いわき市にある常磐ハワイアンセンター（現・スパリゾートハワイアンズ）誕生にまつわる実話をもとにした作品。同映画の脚本担当である羽原大介は昨年、自身の演劇ユニット・羽原組にて同作を舞台版に改訂し、舞台「フラガール'23」を上演した。今回は「フラガール'24」と題して上演する。

時は昭和30年代後半、石炭から石油へとエネルギー革命が進み、日本中の炭鉱が閉山の危機に陥っていた。そんな中、常磐炭鉱は、炭鉱を救うために東京から1人のダンサーを招き……。劇中では、昭和30年代後半のエネルギー革命に呑み込まれた人々の奮闘が、東日本大震災からの復興のために尽力する人々に重ね合わせて描かれる。

オーディションを経て選ばれた12名の女優陣は、ダンスの稽古を経て、本作ラストの15分間でフラ・タヒチアンダンスを披露する。出演者には稲村梓、十河茉由、なすび、伊藤わこ、小林アリス、久留飛雄己、安孫子宏輔、中村友香、生方和代、田久保宗稔、しるさ、藤田美歌子、石井咲、コビヤマ洋一、永田伊織、佐々木千代、永山愛理、古田小桜、浦島三太朗、片柳にせんが名を連ねた。