人類の歴史と個人史がからみ合う、劇団太陽族「トリビュート1/3」開幕

「劇団太陽族『トリビュート1/3』」が本日6月27日に大阪・ウイングフィールドにて開幕する。

「トリビュート1/3」は、2018年に短篇集「トリビュート」の1作品として発表された「A day in the life」の拡大版。作・演出を岩崎正裕が担い、岸部孝子、佐々木淳子、桐子、中西由宇佳、韓寿恵、森本研典が出演する。薄暗い早朝の大阪で、新聞社から派遣されてきた人たちが、その日の朝刊を交換している。互いの名前も知らず、とりとめもない話をする彼らを、やがて強い光が包み込み……。

岩崎は開幕に際し、「人類の膨大な歴史とそれぞれの個人史が絡み合う物語。いや、物語と一口に言うのは憚られるかも。様々なイメージが折り重なる不可思議。私にとっては新しい試み。リニューアルされて綺麗になったウイングフィールドに是非」とコメントした。なお本作は、「ウイング再演大博覧會2024」参加作品となっている。

上演時間は約1時間20分。公演は6月30日まで。