いいへんじ中島梓織が書き下ろし、こはるともえの二人芝居「還暦にピアス」

「こはるともえ『還暦にピアス』」が、6月28日から30日まで東京・アトリエ春風舎で上演される。

こはるともえは、田崎小春と南風盛もえが立ち上げた団体。本作では、いいへんじの中島梓織が書き下ろした二人芝居を、田崎、南風盛、岩井由紀子の企画・演出、田崎、南風盛の出演で立ち上げる。

劇中では“どうにか暇をつぶす”2人のある晩の物語が展開。30歳のカホと300歳のマコはシェアハウスをしている。今日はカホの誕生日。マコは盛大にお祝いするつもりだったが、カホは浮かない顔をしていて……。チケットの一般販売は5月7日24:00にスタートする。田崎と南風盛のステートメントは以下の通り。

田崎小春ステートメント

もえちゃんと2人で飲んでて、たしかもえちゃんが「小春ちゃんと一緒になんかやるの楽しそう～」というようなことを言って、私が「いいね、なんかやろうか」というような返答をしてはじまった企画です。

そこから中島さんが戯曲を書き下ろしてくれることになり、岩井さんが制作とクリエーションで加わってくれることになりました。

公演を打つには作品をつくる以外に考えなきゃいけないことやなんとかしなければいけなことが沢山あって、それはなかなか大変だけど、はじまりの「一緒にやったら楽しそう」の言葉をお守りにたくさんたのしみたいです。

ぜひ劇場で立ち会ってください。

南風盛もえステートメント

今年に入って2回目の、3人の俳優でクリエイションする企画を立てました。

この公演スタイルはもっと自分のスタンダードにしたくて、それは演出をやりたいとか企画をしたいということとはなんだかニュアンスが違う、まだしっくりくる言葉を見つけられない欲求なのですが、自分の日常・毎日を生きるその時の私のテンションで、最低限で最適な場を作ることに興味があるのかもしれないと思っています。

前企画とは全く違うタイミングとメンバーで実現した、俳優主体の公演です。何かを捉えるには遠回りなやり方かもしれませんが、個人としては1歩踏み出した足を止めずに、2歩目が出せて嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。

※初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。