芸劇danceに中村蓉、「花の名前」と新作のダブルビル

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芸劇dance 中村蓉ダブルビル『邦子狂詩曲 クニコラプソディー』」が8月9日から12日まで東京・東京芸術劇場 シアターウエストにて上演される。

芸劇dance 中村蓉ダブルビル「邦子狂詩曲 クニコラプソディー」チラシ

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「花の名前」再演より。(撮影:金子愛帆)

「花の名前」再演より。(撮影:金子愛帆)[拡大]

本作は、中村蓉が振付・構成・演出を手がける作品。2022年に初演、昨年に再演された「花の名前」と、向田邦子のいくつかのエッセイを題材に立ち上げる新作「禍福はあざなえる縄のごとし」のダブルビルとなる。

出演者には「花の名前」に福原冠、和田美樹子、中村、「禍福はあざなえる縄のごとし」に島地保武、西山友貴が名を連ねた。上演に向けて中村は「学びを得てさらに小説を“遊び”尽くすリクリエーションと、エッセイで繰り広げられる『記憶の連想ゲーム』に究極の身体で挑み人生の紆余曲折の体現を目指す新作。どうぞ、お楽しみに」とコメントしている。

チケットの一般前売りは6月21日10:00にスタート。

中村蓉コメント

中村蓉(撮影:江野耕治)

中村蓉(撮影:江野耕治)[拡大]

「花の名前」を題材に作品を創ったとき、学んだことが2つあった。ひとつは「物言わぬ、物の佇まい」。向田さんの小説に登場する電話機やじゃがいもの芽は、在るだけで、それを扱う人間の本音を雄弁に語る。物の、研ぎ澄まされた身体性に魅せられた。もうひとつは「自分を外に置く」こと。興味の濃淡に関わらず、小説で語られる要素全てに向き合うことで私の視野は広がった。そして今「外に置いた自分と、どう付き合うか? 向田さんは、どう自分自身と対峙したのだろう?」そんな問いを持って向田さんのエッセイをもとに新作を創っている。

学びを得てさらに小説を“遊び”尽くすリクリエーションと、エッセイで繰り広げられる「記憶の連想ゲーム」に究極の身体で挑み人生の紆余曲折の体現を目指す新作。どうぞ、お楽しみに。

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芸劇dance 中村蓉ダブルビル「邦子狂詩曲 クニコラプソディー」

2024年8月9日(金)〜12日(月・振休)
東京都 東京芸術劇場 シアターウエスト

スタッフ

振付・構成・演出:中村蓉

出演

「花の名前」

福原冠 / 和田美樹子 / 中村蓉
演奏:長谷川ミキ

「禍福はあざなえる縄のごとし」

島地保武 / 西山友貴

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読者の反応

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ヨウ+ @YoPlus_nnn

中村蓉コメントと共に取り上げていただいております。
ありがとうございます!

「学びを得てさらに小説を“遊び”尽くすリクリエーションと、エッセイで繰り広げられる〈記憶の連想ゲーム〉に究極の身体で挑み人生の紆余曲折の体現を目指す新作。」
どうぞ、お楽しみに! https://t.co/6SvqXMIxB4

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