20周年の玉造小劇店が、生理用品を巡る物語「お祝い」を再演

玉造小劇店「お祝い」が11月21日から26日まで東京のザ・ポケット、28日から12月3日まで大阪・in→dependent theatre 2ndにて上演される。

「お祝い」は、2000年に初演された、生理用品を巡る物語。今回は玉造小劇店の創立20周年を記念して上演される。

脚本・演出を手がけるわかぎゑふは「2000年にわかぎが書いた『お祝い』は昭和初期に生理用品を開発した男たちの話です。実際の生理用品の歴史や取材を重ねて創作されました。当時小劇場にセンセーションを巻き起し脚本は岸田戯曲賞の最終候補に、大阪舞台芸術賞奨励賞を受賞。稽古では男性キャストが3日間、実際にナプキンを付けて生理の疑似体験をしました」と初演時を振り返り、「しかし20年以上経っても同じことが話題になる日本の性教育はSDGsの観念からいっても世界に大きく遅れをとっています。未だに女性の生理に対する偏見が存在しているのです。玉造小劇店20周年にあたり、もう一度この作品を上演したいと思います」と思いを語った。

出演者にはコング桑田、野田晋市、うえだひろし、長橋遼也、松井千尋、澤田紗菜、わかぎとリリパットアーミーIIのメンバーが名を連ねるほか、植木歩生子、江戸川じゅん兵、小池裕之、是常祐美、中村なる美、ボブ・マーサムが客演する。チケットは9月16日12:00に販売スタート。