ゴツプロ！の“お寺エンターテイメント”「イノレバカ」開幕、田村孝裕「我々の新境地をぜひ劇場で」

ゴツプロ！「イノレバカ」が、本日8月30日に東京・本多劇場で開幕した。

「イノレバカ」は、田村孝裕が作・演出を手がける、ゴツプロ！の新作。作中では、とある寺を舞台に、“カリスマ住職”と、訳ありな登場人物たちによる物語が、プロジェクションマッピングを用いた演出を交えて展開する。出演者には、ゴツプロ！の塚原大助、浜谷康幸、佐藤正和、泉知束、渡邊聡、44北川のほか、汀紗、福嶋浩康、大久保雛、高山陽平、尾崎大陸、窪塚俊介、那須凜、古山憲太郎、田中真弓が名を連ねた。

開幕に際し、田村は「ゴツプロ！の新境地のようだ。熱くて男臭い劇団員が僧侶を演じて自制を効かせ、パワフルな窪塚俊介くんと那須凜ちゃんが物語を引っ張り、古山憲太郎先輩のにじみ出る優しさが芝居全体を包み込む。その中心に座るのがなんともチャーミングな住職の田中真弓さんである。煩悩の塊のようなゴツプロ！が個性の強い客演陣とともに禅の世界に挑むのは確かに奇妙で新境地だ。私自身もお釈迦さまの教えに触れ、今までにない作品になった。我々の新境地をぜひ劇場でご覧いただきたい」とコメント。

塚原は「笑いの絶えない稽古場だった。この空気をそのまま本多劇場に持っていきます。演出の田村さんの言葉は、それこそ高名なお坊さんの説法のように役者を導き、それぞれの個性を引き出していきました。ゴツプロ！がお送りするお寺エンターテイメント!! 老若男女問わず楽しんで頂ける作品となりました。皆様のご来場を心よりお待ちしております」と思いを述べた。上演時間は約2時間で、公演は9月10日まで。

なおステージナタリーでは、本公演の特集を展開。塚原、田村、古山の“同い年”鼎談を掲載しているほか、キャストに聞いた“これまで祈ったこと”を紹介している。