牧島輝と有澤樟太郎がコミカルに立ち上げる舞台「セトウツミ」明日開幕、空気感を楽しんで

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舞台「セトウツミ」が明日5月27日、東京・東京芸術劇場 プレイハウスで開幕する。これに先駆け本日26日、フォトコールが行われた。

舞台「セトウツミ」より。

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舞台「セトウツミ」より。

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本作は、「別冊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載されたマンガ「セトウツミ」を原作に、内藤裕子が上演台本・演出を手がける舞台。本作では、関西の男子高校生・内海想と瀬戸小吉が放課後の河原で暇つぶしに交わす会話を中心に、物語が展開する。内海役を牧島輝、瀬戸役を有澤樟太郎が演じる。

舞台「セトウツミ」より。

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フォトコールでは、「ムカーとスッキリ」と「パッカーとガッブー」の2シーンが披露された。「ムカーとスッキリ」で牧島と有澤は、ムカついた出来事について荒れた様子で愚痴る瀬戸と、嫌なことを何度も口に出すことでむしろスッキリ度合いよりムカつき度合いのほうが上回ってしまっているのではないか、と冷静に諭す内海の関係性をコミカルに表現。牧島は内海を淡白だがユーモアを忘れない人物、有澤は瀬戸を自由奔放で感情的な人物として立ち上げ、観客に2人の性格の違いを瞬時につかませた。2人から離れた場所ではピエロの格好をしたバルーンさん(岩崎正寛)がバルーンアートに勤しんでおり、絶妙な存在感を示した。

舞台「セトウツミ」より。

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「パッカーとガッブー」には瀬戸と内海のほか、同級生の田中真二(納谷健)も登場。瀬戸と内海は、田中の提案により、勝敗の判定基準を田中しか知らないトーク対決をすることに。「もし素潜りしたときにサメが口を広げて待ち構えていたらどうするか」と熱く問いかける瀬戸に対し、話の荒唐無稽さから少しも興味を示さない内海の温度差を、牧島と有澤は息ぴったりの軽快な掛け合いで見せ、瀬戸と内海の仲の良さを伝えた。

舞台「セトウツミ」より。

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開幕に際し、牧島は「河原に2人がいて、2人に関わってくる誰かがいて、そんな景色を見る感覚で舞台を観ることができる、なかなかない舞台になっています。どこにでもあるような場所ですが、2人にとってはかけがえのない場所ですし、自分にもこんな場所があったなとセットを含めて懐かしんで楽しんでいただけたら嬉しいです」とコメント。

舞台「セトウツミ」より。

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有澤は「この作品は僕と輝の2人の『いつか上演したい!』という想いから生まれた舞台です。瀬戸内海の掛け合いが主ではありますが、他のキャラクターが出てくることで雰囲気が変わり、またいろいろな空気感を感じられる作品だと思います。全国にいるお客様、海外にいるお客様にも是非楽しみにしていただきたいです」と呼びかけた。

本作には牧島、有澤、岩崎、納谷のほか、樫村一期役とハツ美役を兼ねる佐藤日向、車椅子の少女役と内海の姉役を兼ねる南沢奈央が出演。また岩崎はバルーンさん役に加え、内海の父親役も担う。

上演時間は休憩なしの約2時間10分。東京公演は6月4日まで行われ、その後9日から11日まで大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演される。なお、6月3日18:00開演回と9日18:00開演回では、アーカイブ付きのライブ配信が実施される。

牧島輝コメント

自分のイメージより大きな舞台で上演することになり、驚きと動揺はありましたが、カンパニー全員で仲睦まじく稽古ができたことで今日を迎えられました。長期間稽古が出来たことで、いつもよりセリフが身体に馴染めている印象がありますし、いつもと違ういい形で初日が迎えられるんじゃないかと思います。

河原に2人がいて、2人に関わってくる誰かがいて、そんな景色を見る感覚で舞台を観ることができる、なかなかない舞台になっています。

どこにでもあるような場所ですが、2人にとってはかけがえのない場所ですし、自分にもこんな場所があったなとセットを含めて懐かしんで楽しんでいただけたら嬉しいです。

有澤樟太郎コメント

この作品は僕と輝の2人の「いつか上演したい!」という想いから生まれた舞台です。

瀬戸内海の掛け合いが主ではありますが、他のキャラクターが出てくることで雰囲気が変わり、またいろいろな空気感を感じられる作品だと思います。2人の掛け合いももちろんですが、登場人物とのやりとりや関係性も楽しめて、そこでさらに瀬戸や内海というキャラクターがより分かると思いますので、是非注目していただきたいです。

大阪が舞台であるこの「セトウツミ」を時間をかけて沢山稽古をしたことで、キャスト全員がどんどん大阪に馴染んでいて、ネイティブ大阪になっていると思います。全国にいるお客様、海外にいるお客様にも是非楽しみにしていただきたいです。

佐藤日向コメント

樫村一期、ハツ美を演じます佐藤日向です。

主演のお2人が立ち上げた企画から始まったこの作品に演者として携わらせていただき、とても嬉しく思います。

稽古を重ねていくうちに難しさを感じつつもキャストの皆様が本当に面白く、普段の会話から「セトウツミ」を感じていました。

初日の幕が開き、舞台上で皆様の笑い声を聞けるのがとても楽しみです!

東京、大阪、そして名古屋での公演をよろしくお願いします!!

納谷健コメント

セトウツミ」舞台化の課題と舞台での田中くん達の在り方と向き合った日々がお客様に届く。

……めっちゃ緊張します。それぞれの日常が流れていくようにリラックスして臨みたいです。

微笑ましく見届けていただければ幸いです。

岩崎正寛コメント

「人生は暇つぶし」とも言われますが、内海くんが過ごした高校3年間の暇つぶしの時間を2時間ちょっとで皆様にお届けします。対岸にいる高校生たちの姿をボーッと眺めるような心持ちで一緒にこの河原に腰掛けて下さいませ。思い思い集まっていただいたこの時間が皆様の心に残る壮大な暇つぶしの1つになります様に!

南沢奈央コメント

牧島さんと有澤さんのセトウツミコンビ、控えめに言っても最高です。お2人にしか出来ない、息の合った掛け合いがグルーヴ感を生んでいて、わたしも初めての関西弁でのお芝居でそこに乗っていけることが楽しいです。またここから、お客様に観ていただくことで進化していくと思うので、幕が開けるのが待ち遠しいです!

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舞台「セトウツミ」

2023年5月27日(土)~6月4日(日)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス

2023年6月9日(金)・11日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

原作:此元和津也セトウツミ」(秋田書店「少年チャンピオン・コミックス」)
上演台本・演出:内藤裕子

キャスト

内海想:牧島輝
瀬戸小吉:有澤樟太郎

樫村一期 / ハツ美:佐藤日向
田中真二:納谷健
バルーンさん / 内海の父親:岩崎正寛
車椅子の少女 / 内海の姉:南沢奈央

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(c)此元和津也(秋田書店)2013

読者の反応

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NOBUHIRO MATSUZAWA @matsu__nobu

初日あけました。プロジェクション映像を担当しております。何度も見ているはずなのに、声出して笑っちゃいます。瀬戸と内海のコンビが最高。劇場でも、配信でも、ぜひ! https://t.co/8roOOE3a8n

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