左團次は1940年11月12日、三代目市川左團次の長男として東京都に生まれる。1947年5月に東京劇場「寺子屋」の菅秀才で、五代目市川男寅として初舞台を踏み、1979年2月に四代目市川左團次を襲名した。敵役の演技に定評があり、歌舞伎十八番「暫」の清原武衡、「助六」の意休、「実盛物語」の瀬尾十郎、「御所五郎蔵」の星影土右衛門などで存在感を見せた。
1997年に松尾芸能賞優秀賞、1998年に眞山青果賞特別賞、2016年に日本芸術院賞を受賞し、2011年に旭日双光章を受章。最後の舞台は今年1月に東京・国立劇場で上演された「遠山桜天保日記」で、左團次は羅漢尊者を勤めた。
訃報を受けて尾上菊五郎は「今日、左團次さんに会ってきましたが、側にいてお顔を見ているといろいろな思い出が胸にこみ上げてきました。年代も近いので、小さい時から一緒でしたし、今に至るまで共に数多くの舞台に立ちました。役者としても人間としても明るく優しい、茶目っ気もある、素晴らしい仲間です。五月、六月の歌舞伎座でご一緒できるのを楽しみにしていました。今はゆっくり休んで欲しいと只々願うばかりです」とコメント。
また
なお葬儀は4月20日に家族葬にて行われる。
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眞木喜規@ɘviƚɔɘqꙄ=ɘɔioV @jochenmaki
偉丈夫という言葉がピッタリな名優。
そこからあのとぼけたトーク。人気のある人でした。
ご冥福をお祈りいたします。
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