くによし組の次回公演は“愉快で苦しくて可愛い”2つの物語「なんもできない」「チキン南蛮の夜」

くによし組「なんもできない」「チキン南蛮の夜」が、5月16日から21日まで東京のOFF・OFFシアターで上演される。

これは“異常で、日常で、シュール”をコンセプトに掲げる、くによし組の公演。本公演では、「希望の大地の戯曲賞『北海道戯曲賞』」の最終候補になった2018年上演作「チキン南蛮の夜」と、約2年ぶりとなる新作長編「なんもできない」の2本が回替わりで上演される。

「チキン南蛮の夜」では、過食嘔吐癖のある女と、女に吐かれたチキン南蛮の地縛霊の物語が展開する。出演者には大見祥太郎、小野寺ずる、渋谷裕輝、永井一信が名を連ねた。「なんもできない」では、化石発掘のバイトが休みになった雨の日の物語が描かれ、函波窓、菊川耕太郎、芝原啓成、末安陸、てっぺい右利き、山田健太郎、永井が出演する。

作・演出を手がける國吉咲貴は、「どちらの作品も、明日を生きるので精一杯な人たちの、愉快で苦しくて可愛いお話です。がんばります。劇場でお待ちしてます」 とコメントした。チケット販売は4月4日22:00にスタート。