イギリス・ロンドンのウエストエンドで若者の人気を博した本作は、ロックバンドSon of Dorkのアルバム「Welcome to Loserville」の楽曲を用いたミュージカル。負け犬と名が付く町“LOSERVILLE” で、“コンピューターヲタク”のマイケル・ドーク(井上)が、個性豊かな仲間に支えられながら、夢に向かって奮闘するストーリーが描かれる。昨日19日の会見には井上のほか、出演者の
井上は自身が演じるマイケルを「臆病だったり大胆だったり人間味のあるキャラクター」と話す。初ミュージカルにして、初の舞台単独主演を任されたことについては「この中では一番年下だと思うので、お兄さんお姉さん方に甘えながらがんばりたいと思います。たくさん質問してたくさん吸収したい」とおちゃめにコメント。また本作への出演の話を最初に聞いたのは、2021年に行われたHiHi Jetsのライブ「五騎当千」初日の開演直前だったという。初めは動揺したが、本作と同じ東京・新橋演舞場で上演された昨年の「少年たち あの空を見上げて」出演中に、「ここで自分がやるのか」と実感が湧いたというエピソードも披露した。
本高は「ずっとミュージカルに出演してみたいと思っていたので、決まったときはうれしい気持ちでいっぱいでした」と感慨深い様子。作品については「魅力的な楽曲ばかりです。ポップロックな楽曲が、普段ジャニーズでやっている音楽と近いものがあり、毎日楽しく稽古をしています」と語る。「(ジャニーズ入所時から交流があった井上とは)親友役ということで仲良くやっていきたいんですが、皆様からは気まずそうだという意見も聞こえてきます。(7 MEN 侍)メンバーの佐々木大光からも『瑞稀から、(本高と)何をしゃべって良いかわからないと言われたよ』と伝えられ、引っかかっている」と暴露。井上は「しゃべらずとも居心地が良い相手」と言いつつも、「久々なので何を話そうかなと大光に相談しました。『なんでもしゃべってくれるよ』と言われましたが、いざ今のように話すと若干の気まずさがありますね」と正直に述べ笑いを誘う。「合同稽古はこれから」と言う2人は「本番までに、最高のペアになっていますのでお楽しみに!」と呼びかけた。
劇中でマイケルと対立するエディ役を演じる山本は、歌とダンスが苦手と自己評価し、「なぜ本作に呼んでもらったのかわからない(笑)」と率直な戸惑いを口にする。これまで演劇「ハイキュー!!」シリーズで一緒に仕事をしてきた経験から、山本へオファーしたウォーリーは「僕は彼のことが大好きで。エディはスクールカーストトップのいじめっ子なので、芝居ができて、根から嫌な奴を呼びたいと考えたとき、最初に彼が浮かびました(笑)。全編を通して熱い思いを歌に乗せる作品なので、ミュージカルらしく歌えるかというよりは、誰かに訴えたいものが自分の中にあることを重視しました」とラブコールを送る。山本は「いじめっ子の役なので、観る人全員に嫌われるようにがんばります(笑)」と意気込んだ。
マイケルが恋に落ちる転校生ホリー役の高月は「この作品は、欠点も含めて抱きしめたくなるような、精一杯生きている人たちが出てくるハートフルな舞台です」とにこやかに話す一方、「歌が多いので、“のどとの戦い”になるのでは」と約30もの楽曲が登場することに対して不安も吐露。エディの恋人レイア役を演じる青野は「キャラクターがみんな真っすぐなので、自分が純粋だった頃を思い出してワクワクしています。今も純粋ですけど(笑)」と場を和ませ、「お客様には客席でノリながら観てほしいですし、同世代の共演者の皆さんと楽しんで届けたい」と語る。
会見では、井上と本高がミュージカル出演にあたり助言をもらいたいジャニーズの先輩を問われる場面も。井上は普段から交流のある京本大我の名前を挙げ、本高は「坂本(昌行)くんと少しお話をさせていただきました」と述べた。さらに楽屋のれんを誰かに作ってもらう予定があるか問われると、井上は「出演が決まったときから僕の中で決まっていて、メンバーにお願いしています。“HiHi Jets一同”と書いてもらう予定」と言葉に力を込め、「本人たちも乗り気で、いろいろと試行錯誤しているみたいで楽しみです」と笑顔をのぞかせた。一方の本高は「普段お世話になっている坂本くんにお願いできたらなあ……とこの場をお借りして言いたいです(笑)」と希望を口にした。
公演は3月5日から22日まで新橋演舞場で上演され、その後大阪・広島・愛知を巡演する。チケットの一般販売は1月29日10:00にスタート。
ミュージカル「ルーザーヴィル」
2023年3月5日(日)~22日(水)
東京都 新橋演舞場
2023年4月6日(木)~16日(日)
大阪府 大阪松竹座
2023年4月20日(木)・21日(金)
広島県 上野学園ホール
2023年4月26日(水)~30日(日)
愛知県 御園座
脚本・音楽・歌詞:エリオット・デイビス&ジェイムズ・ボーン
演出:
翻訳・訳詞:福田響志
音楽監督:NAOTO
振付:梅棒
出演:
※本高克樹の「高」ははしご高が正式表記。
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