長谷川寧が構成・演出・映像手がける参加型作品「UNITED ME」東京凱旋公演へ

「UNITED ME」が1月14・15日に東京・東京芸術劇場 ギャラリー2にて上演される。

「UNITED ME」は、2019年に上演された「見えない事」にまつわる作品集「Invisible Things」内の参加型作品で、昨年5月のロンドンツアー時に再構築された。今回はその東京凱旋公演となる。

舞台は水不足に悩む単一民族が住む小さな島国。その国では相手に対するささいな“ゆるせなさ”が積もって、3つの自治区に分断され……。構成・演出・映像を長谷川寧が手がける。上演に向けて長谷川は「本作が当初ロンドンで上演する筈だった2020年（パンデミックで延期）は、英国がEUから離脱したばかりの頃でした。その様な場所で個人の国民性の在り方を問う様な作品を上演出来る事はとても刺激的だと感じていましたが、2022年ようやく上演された時にもリラックスした中で老若男女が意見を活発に交わし合う様に本作品の拡がりを感じました」と言い、「私達は社会実験の要素を用い、自らの潜在的に持っている感情について作品を通じ向き合い、体感して貰う、『社会実験劇場』を立ち上げたいと考えました。私達で、どうか私達が形成する共同体とは何なのか、その問いに向き合うきっかけとなればと思います」とコメントした。上演時間は約1時間。