「そして僕は途方に暮れる」は、主人公のフリーター・菅原裕一が恋人や親友、家族など、あらゆる人間関係を断ち切っていく様を描いた逃避劇。2018年には、三浦の作・演出による舞台版が上演され、藤ヶ谷らが出演した。
藤ヶ谷は「ようやく皆さんに観ていただけるのが楽しみです。俯瞰することがなかなかできませんが、作品を観た関係者の皆さんが笑ってくださったりしてたのを見て、自分自身も自分がこんな表情をするんだとかこういう芝居をしていたのかという発見がありました。監督に自分の新しい一面を引き出していただいたと思います」と語る。
また出演者が撮影の思い出として、口々に「監督のOKがなかなか出なかった」と言い、藤ヶ谷がその苦労を「豊川さんとの撮影ではずっとこたつに入っていました。なかなかOKが出ないので15年分ぐらい」と話すと、三浦は「本当に申し訳なかったなと。でも皆さんの思いの結晶は作品に(込めました)」と語って会場を笑いで包んだ。最後に三浦は「堅苦しい作品ではないので、ぜひ笑うところは笑っていただいて、楽しんでいただけたら」と語り、会見を締めくくった。
映画「そして僕は途方に暮れる」は1月13日から東京・TOHOシネマズ日比谷ほかにて上映される。
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しぃ @fujigaya625
【イベントレポート】「そして僕は」藤ヶ谷太輔が「新しい一面を引き出していただいた」と三浦大輔に信頼寄せる https://t.co/DBnsf8Gevu