山口乃々華・奥村佳恵・和田琢磨ら出演「SERI」スタート、“愛されている”と感じたエピソード語る

conSept Musical Drama #7「SERI～ひとつのいのち」が10月6日に東京・博品館劇場で開幕した。

「SERI～ひとつのいのち」は高橋亜子が脚本・作詞、桑原まこが作曲・音楽監督、下司尚実が演出・振付を担うミュージカル。山口乃々華、奥村佳恵、和田琢磨らが出演し、目が見えず、話すこともできない少女・千璃（山口）と、その母（奥村）、父（和田）の親子3人を軸にした物語が展開する。

山口は、初日を迎えた心境を「緊張やドキドキ感はありますが、早く観ていただきたいワクワクした気持ちの方が強い気がしていて、こういう気持ちになるのは初めてです」と明かし、奥村も「この作品がお客さまにやっと届くのだという嬉しい気持ちでおります。みんなでやってきたこと信じて届けたいと思います」と手応えを述べた。また、和田は作品のアピール部分を「千璃ちゃんを演じる山口乃々華さんの身体表現です」と言い、「千璃ちゃんの心情などを表現しているシーンがありまして、舞台袖から見ていると本当に感動します。言葉がなくても彼女の心情や生きることに対する情熱を凄く感じますので、ぜひ注目していただきたいです」と言葉に力を込める。

また、“愛されている”と感じた瞬間を聞かれた3人は、ボードに「佳恵さんから 飴をもらったこと」（山口）、「常に。」（奥村）、「みんなが集合したとき 和田だけおらず みんな『まっ、和田ならいっか』と言っていたそうです。ん？ これは愛されてると言えますか？」（和田）と答えを書き、それぞれにエピソードを語った。最後に山口が「この作品のメッセージは、人との支え合いや、愛されているからこそ自分が存在できること。表題曲のサビの歌詞にもありますが、きっとみなさんが教訓として持って帰ってもらえるような素敵なメッセージがたくさん詰め込まれた作品になっています。ぜひいらしてください」と来場を呼びかけた。

東京公演は10月16日まで。その後、22・23日に大阪・松下IMPホールでも上演される。