あやめ十八番、旗揚げ10周年を記念した“お祭り騒ぎな公演”「空蝉」開幕

あやめ十八番「空蝉」が、本日9月1日に東京・東京芸術劇場 シアターウエストで開幕した。

本作は、あやめ十八番の旗揚げ10周年を記念する最新作。女房を亡くした魚屋・新八は、自暴自棄な日々を送っていた。友人である藪医者・緒方卵白を訪ね、処方された薬で生死の境をさまよった新八は、三途の川で女房と再会するという“日帰り地獄旅行”を体験。するとそのうわさが江戸中に広まり、“日帰り地獄旅行”が流行ってしまう。落語家の七代目大酩亭白菊はこのブームを1本の落語にしてしまおうと考えるが……。

脚本・演出を手がける堀越涼は、開幕に際し、「旗揚げから10周年という節目を迎えられたことを、大変嬉しく思っています。堀越が一人で旗揚げした団体が、現在30人近い出演者と共に東京芸術劇場で公演を打つとは、当時は想像もしなかったことです。記念すべき10周年は、落語を下敷きに、笑いを追求したお祭り騒ぎな公演にしました。あやめ十八番が本格的にコメディに挑戦するのは珍しいことですが、うちにしか出来ない独特の空気感をもった作品に仕上がったのではないかと思っています。是非、その仕上がり具合を劇場でお確かめ下さい」とコメントした。

本作には堀越のほか、大森茉利子、金子侑加、林明寛、淺場万矢、福圓美里らが出演。公演は9月4日まで。