風間杜夫ひとり芝居スタート「もう一人の僕・牛山明の奮闘を目撃してほしい」

トム・プロジェクト プロデュース 風間杜夫ひとり芝居「帰ってきたカラオケマン」が、昨日8月27日に東京のこくみん共済 coop ホール / スペース・ゼロで開幕した。

本作は、風間杜夫のライフワークとなっている一人芝居シリーズ。青森県在住の牛山明は、コロナ禍で勤め先のスナックが廃業したため、 東京に戻ることになった。心機一転、就職活動や社会貢献に奮闘するも、思いもよらない試練の連続で……。

開幕に際し、風間は「牛山明は、70歳を超えてなおも元気。この混沌とした現在を、可笑しく哀しくも愛しく懸命に生きている。また彼の人生を生きることが出来る喜びで、感慨が深い。風間杜夫にならなかったもう一人の僕・牛山明の奮闘を、ぜひ目撃してほしいと思う」とコメントした。

上演時間は約1時間20分。こくみん共済 coop ホール / スペース・ゼロ公演は明日8月29日まで。その後、9月に各地で上演される。

風間杜夫コメント

2010年秋、それまでの13年間に創った「ひとり芝居」の、第一部から第五部までを一挙に上演した。舞台に登場するのは、牛山明ただ一人。上演時間5時間15分。得られた達成感を今も忘れない。波乱に満ちた彼の半生を一気に辿り、それを機に「牛山明シリーズ」にピリオドを打った。

何処へともなく去って行った牛山明は、その後どうしているのだろう。あれから年月を経て、そんな思いが自然に沸き上がって、満を持しての再登場となった。

「帰ってきたカラオケマン」牛山明は、70歳を超えてなおも元気。この混沌とした現在を、可笑しく哀しくも愛しく懸命に生きている。

また彼の人生を生きることが出来る喜びで、感慨が深い。

風間杜夫にならなかったもう一人の僕・牛山明の奮闘を、ぜひ目撃してほしいと思う。