ムニ、新作「ことばにない」で4人の女性の人生を4時間にわたり描く

ムニ「ことばにない」が、11月3日から13日まで東京・こまばアゴラ劇場、26日から28日まで京都・THEATRE E9 KYOTOで上演される。

宮崎玲奈が作・演出を手がける「ことばにない」は、レズビアンの女性を中心に、4人の女性の人生を4時間にわたり描いた作品。劇中では、高校時代の同級生で、友人関係にある20代後半の朝美、かのこ、ゆず、美緒の物語が展開する。演劇部だった彼女たちは、ある日顧問の先生の訃報を聞き、さらに先生が残した草稿を発見し……。

宮崎は本作について「作家として、セクシャリティ、アイデンティティを含めた自分自身の生活者としてのあり方と、書き手として頭の中に溢れる言葉とが結びついてくるようになり、この物語を書きたい、と思うようになりました。書き始めて、3年ほど時間が経っていました。社会は今も目まぐるしく変化している中で、この作品を創作しています。『ことばにない』の世界に生きる人々の生き方を通して、ありのままに生きることについて、考えていただけるよう目指します」とコメントした。

出演者には石川朝日、浦田すみれ、黒澤多生、田島冴香、豊島晴香、南風盛もえ、藤家矢麻刀、古川路、巻島みのり、ワタナベミノリ、和田華子が名を連ねている。チケットの販売は8月3日12:00にスタート。