海宝直人、“自分のモチベーター”「ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ」の魅力明かす

「ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ feat. アラン・メンケン」にゲスト出演する海宝直人の取材会が5月下旬に行われた。

「ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ」は、ディズニーミュージカルに出演経験のあるキャスト陣が登場するコンサート。日本では2019年と2020年に実施され、今回が3回目の開催となる。第1幕では、数々のディズニー作品の楽曲を手がける作曲家アラン・メンケンのパフォーマンスが展開。第2幕では、ブロードウェイスターと海宝がコラボレートし、ディズニーミュージカルのナンバーを披露する。

2019年公演と2020年公演にもゲスト出演した海宝は「『ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ』は自分のモチベーターになるようなイベント。ディズニーミュージカルで主演を務めている方々の中で歌わせていただけることの幸せをかみ締めながら、自分もがんばらないと！と感じました」と過去公演を振り返りつつ、「今回はアラン・メンケンさんが出演されるということで、僕自身、アラン・メンケンさんの楽曲を聴いて育ってきた人間なので、彼のパフォーマンスを目の当たりにできることもすごく楽しみです」と期待を語る。

アラン・メンケンの楽曲の魅力を問われると、「シンプルなのに繊細で緻密な楽曲を作る、稀有なバランス感覚を持った方だと思います。キャラクターの思いと音楽がリンクしているなと、自分が（アラン・メンケンが楽曲を手がけたミュージカルに）出演させていただいたときにも感じました」と回答。中でも、ミュージカル「ノートルダムの鐘」の劇中歌「Someday」に思い入れがあるといい、「『Someday』は『ノートルダムの鐘』で描かれているテーマそのものを表現した歌。以前アラン・メンケンさんのインタビューを読んだのですが、『ノートルダムの鐘は、自分にとってもマスターピースのような作品』とおっしゃっていて。本当にその思いを感じる作品だと思いました」と明かした。なお「Someday」は2019年に発売された海宝のアルバム「I wish. I want. ～NAOTO KAIHO sings Disney」にも収録されている。

近年、ミュージカルやミュージカルコンサートへの出演、俳優・音楽活動に留まらず、WOWOWミュージカルラウンジ「海宝直人のMr.Musical」でアンバサダーを務めるなど、活動の幅を広げている海宝。改めてミュージカルに対する思いを尋ねると、「ミュージカルは年々進化していっていて、この先どういったアプローチが生まれるんだろう？とワクワクしています。また、いろいろな方々に話を聴く機会が増えたことで、改めてミュージカルの奥深さを感じました。ミュージカルに取り組む際、どんなことに重きを置いているのか、歌とお芝居のバランスについてどう考えているか、日本語訳されたミュージカルとどう向き合うのかなど、役者同士で話すことはあってもお客さんに共有する場面があまりありませんでした。そういったことをお客さんに知っていただける機会があることは良いことだと思いますし、自分自身にとっても良い経験になっています」と思いを明かした。

そんなミュージカル愛あふれる海宝が、今回の「ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ feat. アラン・メンケン」でどのようなパフォーマンスを披露するのか注目だ。最後に海宝は「音楽的にもビジュアル的にも楽しめる仕掛けを用意しているところが、『ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ』の見どころの一つ。コンサートだからこそお客さんと目を合わせて歌える楽曲もありますし、楽しみにしていただけたらと思います」と観客に呼びかけた。

「ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ feat. アラン・メンケン」の公演は、7月26日から28日まで東京・東京国際フォーラム ホールAで行われる。

※2022年7月21日追記：本公演は新型コロナウイルスの影響で延期になりました。