黒羽麻璃央・染谷俊之・牧島輝の「第42回世界遺産劇場」読み語り、YouTubeで配信も

去る2月15日に大阪・フェニーチェ堺 大ホールで開催された「第42回世界遺産劇場」で、黒羽麻璃央、染谷俊之、牧島輝の読み語り（リーディングシアター）「スサノオ異伝」が上演された。

「世界遺産劇場」は国内の世界遺産を会場にパフォーミングアーツを行い、日本の伝統文化を継承しようという企画。今回は世界遺産・百舌鳥古墳群のある大阪府堺市で開催された。第1部「世界遺産大學」では国文学者で中西進元堺市博物館館長による講演と、脳科学者の中野信子、社会学者の古市憲寿、黒羽によるトークショーが行われた。

第2部「世界遺産劇場」では男神・スサノオの古事記を題材にした読み語り（リーディングシアター）「スサノオ異伝」を上演。白川ユキ、月森葵、伊藤栄之進から成るSpacenoid Writers' Roomによる脚本、田邊俊喜の演出で、黒羽がスサノオ役を演じ、染谷、牧島が複数役を担った。黒羽は「実はスサノオみたいな荒々しいというか、男性ホルモンが強そうなキャラクターのオファーをいただくことが今までなかったので（笑）、新境地です。神話の神様って意外と人間らしいところが沢山あるんだなと思いました。自分たちが生まれて育った国の話なので、これをきっかけに興味を持ってもらえたら」と語り、染谷は「スサノオが機織女（はたおりめ）を殺してしまった時のエピソードも衝撃でした。調べれば調べるほど『何でそんなことに!?』というエピソードが沢山出てきて面白い」とコメント。また、牧島は「意外と今の自分の生きている時代に結びついているのが分かって驚きました。僕がこういった作品に出演することで興味を持ってくれる人が増えたら嬉しいです」と感想を述べた。

本公演はYouTube「堺動画チャンネル」で、3月中旬より公開予定。