怪鳥を、射る…劇団肋骨蜜柑同好会の次回作は「ジャバウォック」

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劇団肋骨蜜柑同好会「ジャバウォック」が、3月2日から6日まで東京・小劇場楽園で上演される。

劇団肋骨蜜柑同好会 第15回「ジャバウォック」チラシ表

劇団肋骨蜜柑同好会 第15回「ジャバウォック」チラシ表

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脚本・演出をフジタタイセイが手がける本作は、劇団肋骨蜜柑同好会の第15回公演。劇中では、田瓶市役所農林整備課有害鳥獣対策室を中心とした物語が展開する。対策室の面々は、早春の田瓶市を襲う未知の巨大怪獣に頭を抱えており……。チラシには「怪鳥を、射る」とキャッチコピーが記された。

上演に向けてフジタは「2020年は、混乱の一年でもありました。我々は苦悩しました。きっと皆様も、多かれ少なかれそうであったことでしょう」と言い、「古今東西、怪獣というのは、世の不安の象徴として現れるものです」「未曾有の脅威にさらされた黄昏の町の行く末を、どうか目撃していただきたいです」とコメントした。

出演者には劇団肋骨蜜柑同好会の小島望、嶋谷佳恵、水口昂之、室田渓人、吉田覚のほか、日本のラジオの安東信助、永田佑衣が名を連ねた。なお公演の様子は、3月15日から4月15日まで配信される。視聴料金は税込2500円。

フジタタイセイ コメント

本作は怪獣モノです。妖怪退治モノ、と言ってもいいかもしれません。そして、昨年6月に入団した3名の新劇団員のお披露目となる作品でもあります。劇団肋骨蜜柑同好会は2020年に10周年を迎えました。そして2020年は、混乱の一年でもありました。我々は苦悩しました。きっと皆様も、多かれ少なかれそうであったことでしょう。日本中、いや世界中が、暗澹たる気持ちで目が覚め、失意のうちに眠りに落ちる日々。この日々は一体“いつまで”続くのでしょうか。古今東西、怪獣というのは、世の不安の象徴として現れるものです。遙か太平記の昔、真弓広有が「以津真天」を射落としたように、我々は今、天に弓を引こうとしています。田瓶市(たがめし)に現れた巨大怪獣。立ち向かうは市役所職員、そして市井の人々です。未曾有の脅威にさらされた黄昏の町の行く末を、どうか目撃していただきたいです。

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劇団肋骨蜜柑同好会 第15回「ジャバウォック」

2022年3月2日(水)~6日(日)
東京都 小劇場楽園

脚本・演出:フジタタイセイ
出演:小島望、嶋谷佳恵、水口昂之、室田渓人、吉田覚 / 安東信助、永田佑衣

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※2022年3月2日追記:3月2日公演は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。

読者の反応

フジタ @tenpsy_bombpsy

ステージナタリーさまに取り上げていただきました!!

#肋骨ジャバウォック https://t.co/Gemv0oGnf4

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