Office Enneの“持ち運べる演劇”、童話をもとにした短編作品集「イソップ！」

Office Enne「イソップ！」が、明日12月24日から26日まで東京・ギャラリーがらん西荻で上演される。

Office Enneは奥野亮子が代表、望月清一郎が副代表を務めるプロデュースユニット。今回は、奥野がかねてより構想していた“持ち運べる演劇”第1弾として、イソップ童話をもとにした短編作品集「イソップ！」を上演する。演目には「北風と太陽」をモチーフに、とある“ヒーロー家族”を描く「のほほんとせっかち」、「アリとキリギリス」を題材に、天国で転生を待つ2人の“愛ある罵り”を描く「素晴らしきかな人生！」がラインナップ。作・演出を望月が担当する。

上演に際し、奥野は「今よりずっと非力だった中学生の頃から、折にふれ、演劇に助けてもらってここまできました。その世界はもちろん、そこに集う、私の知らなかった大人たちの存在が、私の視界をどれだけ広げてくれただろうと思います。少しは大人になれた私は、持ち運べる演劇を、どこでもみんなに会いに行けるお芝居を、こつこつ作っていきたいと考えています。この冬、かわいい人たちが集まってくれました。ぜひ遊びにいらしてください」とコメント。出演者には市川歩、奥野、藤尾勘太郎、あサルとピストルの薬師寺尚子が名を連ねた。

なお明日24日は、限定15席でおみやげ付きのプレビュー公演となっている。