黒澤世莉率いる明後日の方向が“行き先を探す”公演、斎藤憐「赤目」に挑む

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明後日の方向「行き先を探すための公演『赤目』」が、12月29日から31日まで東京・花まる学習会王子小劇場で上演される。

明後日の方向「行き先を探すための公演『赤目』」チラシ

明後日の方向「行き先を探すための公演『赤目』」チラシ

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明後日の方向は、黒澤世莉が主宰する“あたらしいあつまり”の演劇サークル。“行き先を探すための公演”と冠された本公演では、斎藤憐の戯曲「赤目」を黒澤の演出で立ち上げる。

劇中ではマンガ「赤目」とその作者・白土三平をモデルに、昭和30年代と江戸時代の農民一揆が交錯する物語が展開。出演者には蔭山ひさ枝、上条拳斗、菅野貴夫、國松卓、高田遼太郎、直江里美、野村亮太、百花亜希渡邊りょうが名を連ねた。

上演に向け黒澤は「『赤目』では、画家を目指し理想を追いながらも時代と生活に流され、紙芝居から劇画へと軸足を移していく作家の葛藤が描かれています。私達の稽古場でも、理想を実現するには高いハードルがいくつも生じて、いきなりすれ違いや葛藤が起こり、そりゃ実験だから当たり前だよねって、でもこの方向に粘り強く歩んでいくことが大事なんだと思います。この旅がどこにたどり着くのか、劇場か配信で、同じ時間をともに出来ればうれしいです」とメッセージを送った。

なお12月30日13:00開演回は観劇三昧LIVEでライブ配信される。アーカイブは1月13日13:00まで視聴可能だ。

黒澤世莉コメント

黒澤世莉

黒澤世莉[拡大]

「どう描くかってのは、何故描くのかと無関係じゃない。」これは作中の台詞で、演劇にも読み替えられます。今回は「明後日の方向:行先を探すための公演」という実験、今までの常識を疑い「どう作るか」を大切にした、自由で風通しのいい創作を実践します。「赤目」では、画家を目指し理想を追いながらも時代と生活に流され、紙芝居から劇画へと軸足を移していく作家の葛藤が描かれています。私達の稽古場でも、理想を実現するには高いハードルがいくつも生じて、いきなりすれ違いや葛藤が起こり、そりゃ実験だから当たり前だよねって、でもこの方向に粘り強く歩んでいくことが大事なんだと思います。この旅がどこにたどり着くのか、劇場か配信で、同じ時間をともに出来ればうれしいです。

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明後日の方向「行き先を探すための公演『赤目』」

2021年12月29日(水)~31日(金)
東京都 花まる学習会王子小劇場

作:斎藤憐
演出:黒澤世莉
出演:蔭山ひさ枝、上条拳斗、菅野貴夫、國松卓、高田遼太郎、直江里美、野村亮太、百花亜希渡邊りょう

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