舞台「トリツカレ男」開幕、成井豊が「もっとおもしろくするぞ」と意気込み

NAPPOS PRODUCEによる舞台「トリツカレ男」が、昨日10月16日に東京・こくみん共済 coop ホール / スペース・ゼロで開幕した。

本作は、いしいしんじの小説「トリツカレ男」を原作とした舞台作品。2007年と2012年にキャラメルボックスによる舞台版が上演され、2009年にはアトリエ・ダンカンプロデュースによる音楽劇版が披露された。今回は過去のキャラメルボックス公演と同じく、成井豊が脚本・演出を手がける。

レストランでウェイターとして働くジュゼッペは、何かを好きになると寝食を忘れて没頭してしまうため、仲間から“トリツカレ男”と呼ばれていた。オペラや探偵、昆虫採集、外国語、三段跳びなどに熱中していたジュゼッペは、外国から来た少女・ペチカに恋をして……。

開幕に際し、成井は「初日、無事に開きました。たっぷり稽古できたせいか、役者たちの演技はみんな堂々としていて、安心して見ていられました。カーテンコールがまさかの4回！ お客さんにも楽しんでいただけたようで、ホッとしました。でも、もっとおもしろくするぞ」と意気込みを語った。出演者にはジュゼッペ役の野田裕貴、ハツカネズミ・トト役の畑中智行、ペチカ役の原田樹里、新聞記者・レオナルド役の荒木健太朗のほか、多田直人、石川寛美、三浦剛、森下亮、久保貫太郎、幸田尚子、百花亜希、稲田ひかる、澤田美紀、舟木健、島野知也、建入深雪、上ノ町優仁が名を連ねている。

上演時間は途中休憩なしの約2時間を予定。公演は10月24日まで。またこのたび、23日18:00開演回がPIA LIVE STREAMで配信されることも明らかになった。視聴チケットは税込4000円で、チケット販売は19日12:00にスタート。

なおステージナタリーでは舞台「トリツカレ男」の特集を展開中。成井をはじめ、野田、畑中、原田が本作への思いを語っている。