「君子無朋」佐々木蔵之介ソロ＆出演者勢ぞろいのキービジュアル2種公開

佐々木蔵之介が主宰するTeam 申の本公演「君子無朋（くんしにともなし）～中国史上最も孤独な『暴君』雍正帝～」のキービジュアルが解禁された。

お披露目されたのは、主人公・雍正帝を演じる佐々木のビジュアルと、佐々木を先頭に、中村蒼、奥田達士、石原由宇、河内大和と、出演者全員が並んだビジュアルの2種。またこのたび、作劇を手がける阿部修英のコメントも到着した。阿部は「舞台は270年前、徳川吉宗の時代。暴れん坊将軍も真っ青の『暴君』を演じる佐々木さん。旅をご一緒し雍正帝と『重なる』姿を見た。そう、ただの暴君では終わらない。現代性そして中華との深い縁を感じながらぜひご覧下さい」と思いを述べた。

劇団桟敷童子の東憲司が演出を手がける「君子無朋～中国史上最も孤独な『暴君』雍正帝～」は、Team 申にとって約11年ぶりとなる本公演。本作では、清の第5代皇帝で、玉座に座ることなく執務室で毎日20時間働き、最期は過労死との仮説が有力視される雍正帝にスポットライトを当てた物語が描かれる。

公演は7月17日から25日まで東京・東京芸術劇場 シアターウエスト、28日に宮城・電力ホール、31日・8月1日に石川・北國新聞赤羽ホール、8月3日に広島・JMSアステールプラザ 大ホール、7・8日に福岡・柳川市民文化会館 水都やながわ 白秋ホール、11日に長野・長野市芸術館 メインホール、14・15日に新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場、17日から29日まで京都・京都府立文化芸術会館で行われる。

阿部修英コメント

近年の目まぐるしい変化で「中国」に戸惑う人も多い日本。 しかし「中華」はいつもそばにある。たとえば漢字。

「君子無朋」と4文字書くだけでドラマが立ち上がるのは、深い縁の証だ。

「君子無朋」は雍正帝が即位初年度に掲げた強烈な宣言。億の民と広大な地を背負い、失敗すれば革命で首が飛ぶ。究極のタイトロープに立ちながら「ともなどいらない」と宣言した彼。

それは昨今のポピュリズムへの問いとしても響く。そう、雍正帝は極めて現代的な人物だ。

舞台は270年前、徳川吉宗の時代。暴れん坊将軍も真っ青の「暴君」を演じる佐々木さん。旅をご一緒し雍正帝と「重なる」姿を見た。そう、ただの暴君では終わらない。

現代性そして中華との深い縁を感じながらぜひご覧下さい。

※2021年8月29日追記：8月29日公演は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。