時代劇専門チャンネル「華麗なる宝塚歌劇の世界~Season3~」の7月19日22:00放送回で、
「華麗なる宝塚歌劇の世界」は、
2017年に兵庫・宝塚バウホールで上演された「燃ゆる風」は、鈴木圭の作・演出で軍師・竹中半兵衛の半生を描く戦国ミュージカル。半兵衛役を七海、半兵衛の妻・いね役を真彩希帆、半兵衛が仕える木下藤吉郎秀吉(後の豊臣秀吉)役を悠真倫、織田信長役を麻央侑希、黒田官兵衛役を天寿光希が務めた。なお本作は、七海にとって宝塚歌劇時代の単独初主演作となり、「周りの皆さんに支えていただいたおかげで、大切で大事な作品になった」と七海は作品への思い入れをしみじみと語る。
話題は作品の内容へ。1幕では、半兵衛と藤吉郎の出会いから、ノンストップで物語が進む。七海は「これでもか!っていうくらい怒涛の展開ですよね。1幕だけでも盛りだくさんで、ラストまであっという間」と視聴者目線で作品の感想を述べる。
また、2幕の冒頭には、半兵衛がいねを抱き寄せながら、自身の苦悩を吐露するシーンがある。中井がこの場面を「にくい演出ですよね」と言うと、七海はほほ笑みながら、相手役を務めた真彩について「彼女は包容力も度胸もあって、尊敬する女優さん。本番中も頼りっぱなしでした」とコメント。さらに「稽古が始まる前には、一緒に半兵衛の墓参りにも行ったんですよ」と在団中のエピソードを披露した。中井とのトークではこのほか、作品の見どころや共演者との思い出、また日本物の魅力が語られた。
番組収録後に行われた取材会で七海は、収録を振り返り「(「華麗なる宝塚歌劇の世界」では)これまで2回コメントで出演したことはあるのですが、スタジオ出演は初めて。中井さんと作品を振り返りながらトークすることができて、とても楽しかったです。『燃ゆる風』の公演自体は4年前になりますが、話しているうちに、当時の思い出がよみがえってきました」と笑顔で語った。
記者から、自身と半兵衛の似ている部分、また異なる部分について質問されると、七海は「半兵衛は、外側から見ると冷静に見えますが、心の中では、太平の世を望む、熱い気持ちを持っている。その心にある熱い炎は、自分にもある部分なんじゃないかなと思っています」と話し、「違うところは……先々のことを予想できるところですかね。私は、あまり先のことを考えて行動しない、今を生きるタイプなので(笑)」と笑い交じりに明かした。
さらに、映像ならではの注目ポイントについて「細かく観ないとわからないのですが、『燃ゆる風』では、出演者がいろんな役を演じているんです。戦国武将をやっていた子が、別のシーンでは足軽、また別のシーンでは椿の精をやっていたりとか。一回斬られて、引っ込んで、また出てくるということを、下級生のみんなが、体力の限界を感じながらも、必死になってやってくれている。その姿をぜひ観てもらえたら」とコメントした。
最後に本番組で放送してほしい、宝塚歌劇の日本物作品を問われると、七海は悩みながらも「『心中・恋の大和路』や『川霧の橋』が好きで、受験時代によく観ていたんですけど、そういう昔の作品を放送するのも面白いのでは。最近の作品で言えば、雪組の『壬生義士伝』は泣ける作品でした。また同期の話になってしまいますが、花組の明日海(りお)さんの『MESSIAH(メサイア) -異聞・天草四郎-』も、花組の団結力を感じられる作品。ぜひ観たいですね」と答えた。
時代劇専門チャンネル「華麗なる宝塚歌劇の世界~Season3~」
2021年7月19日(月)22:00~
司会:
ゲスト出演:
「燃ゆる風-軍師・竹中半兵衛-」('17年星組 宝塚バウホール・千秋楽)
出演:七海ひろき、真彩希帆 ほか
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