「錦田警部はどろぼうがお好き」舞台化、廣野凌大・大崎捺希が怪盗に

かんばまゆこのマンガを原作とした舞台「錦田警部はどろぼうがお好き」が、3月11日から21日まで東京・品川プリンスホテル クラブeXで上演される。

「錦田警部はどろぼうがお好き」は、「ゲッサン」（小学館）で不定期連載されたマンガ。「次にくるマンガ大賞2018」コミックス部門で第3位を獲得し、2018年10月には新装版が発売された。作中では神出鬼没の怪盗ジャックと、怪盗ジャックが好きすぎて逮捕できない錦田警部の“ゆるふわ追いかけっこコメディ”が描かれる。

今回の舞台版では川尻恵太が脚本・演出を務め、錦田警部の右腕・アンリ巡査として警察署に潜入している怪盗ジャックを廣野凌大と大崎捺希、かつて“死んだ目の錦田”と呼ばれた伝説の刑事・錦田警部を藤田玲と高木俊が、それぞれWキャストで演じる。このほかの出演者には錦田警部の元相棒・緑島栄助役の大隅勇太、舞台オリジナルキャラクターである部下田タテシ役の福島海太、宝ノ持クサレ役の酒井敏也らが名を連ねた。

原作のかんばは「私は、警部とアンリ君というキャラクターが本当に大好きで、毎度キャー！ イヤー！と叫びながら原稿を描いておりました」と執筆時を振り返り、舞台化の喜びを「警部も『生きててよかった！』と言っております。この春一番のトキメキをあなたに。キュン死にするかもしれん」と語る。脚本・演出の川尻は原作を読んで初めは困惑したものの、「戸惑っていた僕の感情は原作を読み進めるうちに、この2人をずっと見守っていきたいという感情に変わりました」と言い、「皆さまにも是非、そんな気持ちになっていただきたいと思います！」と呼びかけた。

廣野は「作品への愛を深く持ち、錦田警部からの愛を華麗にかわし、かんばまゆこ先生をはじめとした製作陣の皆様と、素晴らしい舞台にできるように努めてまいりますので、ぜひ応援のほど、よろしくお願いいたします！」、大崎は「この笑いを生の人間である僕たちがどう表現できるのか。稽古場で試行錯誤しながら、皆で舞台を作り上げていきたいと思っています！」とコメント。また藤田は「皆さんに愛されている錦田警部を、可愛く格好よく、熱く冷たく演じられたら、と思っております」、高木は「こんな面白いキャラクター見たことがない（笑）。錦田警部のかわいらしさ、クールな一面、こんな役を演じてみたかったというぐらい楽しみな役です」と期待を寄せている。

「サンデー」読者を対象としたチケット先行抽選販売は、本日12月9日12:00から16日23:59まで受け付けられ、一般販売は2月6日にスタート。

かんばまゆこコメント

お待たせしました！ 舞台化です！ ありがとうございます！ とてつもなくうれしいです！ 私は、警部とアンリ君というキャラクターが本当に大好きで、毎度キャー！ イヤー！と叫びながら原稿を描いておりました。話数が進むにつれて雄叫びにかわり、ここぞというシーンのページはあまりに恥ずかしくてアシスタントさんに渡せず自分でトーンを貼ったりしていました。そんな思い入れのある二人が舞台に立つことになるなんて、夢みたいです！ 警部も「生きててよかった！」と言っております。この春一番のトキメキをあなたに。

キュン死にするかもしれん。

川尻恵太コメント

昔からの憧れの設定である、怪盗と警部のライバルもの。

お話をいただいて、やったー！と読み始めたら、それは予想の斜め上を行く怪盗と警部のライバルものでした。

いや、これはもはやライバルというか、なんだこの2人の関係は……。

戸惑っていた僕の感情は原作を読み進めるうちに、この2人をずっと見守っていきたいという感情に変わりました。

皆さまにも是非、そんな気持ちになっていただきたいと思います！

廣野凌大コメント

原作を拝見させていただいたときに、すごくラブリーで、ポップで、温かみのある、そしてリスペクトを込めまして、愛すべきカオスな作品だなと思いました。

今回主演を務めさせていただくにあたり、作品への愛を深く持ち、錦田警部からの愛を華麗にかわし、かんばまゆこ先生をはじめとした製作陣の皆様と、素晴らしい舞台にできるように努めてまいりますので、ぜひ応援のほど、よろしくお願いいたします！ とても楽しみです！

大崎捺希コメント

漫画を読ませていただいたのですが、面白すぎて気がついたら声を出して笑っていました。

この笑いを生の人間である僕たちがどう表現できるのか。

稽古場で試行錯誤しながら、皆で舞台を作り上げていきたいと思っています！

楽しみにしていてください！

藤田玲コメント

大変な状況の中だからこそ、今、「コメディに出演したい！」という気持ちが強くあったので、今作品の出演のお話をいただいた際はとても嬉しかったです。

また、川尻さんと本格的なコメディでご一緒させていただけることに、期待で胸が膨らんでおります。

皆さんに愛されている錦田警部を、可愛く格好よく、熱く冷たく演じられたら、と思っております。

今から楽しみです。皆さんに笑顔になっていただきたい、その想いを胸に作品を作り上げていきます。

高木俊コメント

俳優人生でいろんな警部役を演じているのですが、まだこんな面白い警部がいたのか！

こんな面白いキャラクター見たことがない（笑）。

錦田警部のかわいらしさ、クールな一面、こんな役を演じてみたかったというぐらい楽しみな役です。

またWキャスト制ということで、劇場ではいろんなパターンの公演が見られます！

是非完全制覇を目指してみてください！